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ユウ
Author: ユウ
クラブネイチャー管理人ユウです。犬を連れ、キャンプを愉しみながら、ハイキングやクライミング、沢登り、カヌーを楽しんでいます。仕事はコピーライター、プランナー、PR。
都内から房総に移住し、山恋しくて、今は丹沢の山並み見える神奈川にUターン。

ジムニー(JB23)をキャンプと林道専用の遊び車として愛用中。

メールは下記まで
info.clubnature#gmail.com
(メールの際は#を@に入れ替え)

【好きな山】
甲斐駒ケ岳、秋田駒ヶ岳、水晶岳、北岳、烏帽子岳(乳頭山)、丹沢山

【好きな曲/アーティスト】
・マーラー
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・ラフマニノフ
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クラブネイチャーは、山とシンプルキャンプスタイルのためのアウトドアBlog

山の怪談 | キャンプで出会う夏の怪談”狐の嫁入り”

= 怪談CLUB 其の六 =
暗き野山の其の中に、ぽつんぽつん・・・と灯が揺れて・・・ 気付けば、漆黒の森に怪しき灯が連なり見えたり・・・ これは、狐火です。 闇も濃かった一頃は、こうした怪しい火影も見られたもの。誰が灯すものやら、黒い山の中から見えるのは、ぽうっ・・・と灯る不思議の灯り。

こんな刻限に何ゆえ山中に分け入らん・・・思えば思うほど、それは人の所為とは思えない。こんな妖しの炎を鬼火、狐火と古来より呼ぶ。かの鈴木牧之翁が著した奇書・北越雪譜(ほくえつせっぷ)にも雪中に燃える炎が記録されている。森の中に、田の畦に、雪の中に。狐火はいたるところに現れ出でた。 これを狐の嫁入りと呼ぶ地方もあるのだけれど・・・。 僕がまだ小学校の頃。蝉声満ちる夏の午後、プールから帰る道すがら、眩しい日差しに黒々とした影を投げる木の幹に蝉を探しながら道草を食うのはいつもの話。折りしもそんな最中にパラパラと、まるでジョウロから水を撒いたように雨が降ってきた。 見上げれば、晴天にきらきらと光りの粒が踊っているようで、ひどく不思議な気持ちになったもの。 「あらあら・・・狐のお嫁入りだね」すぐそばの駄菓子屋のお婆さんがそう呟いて僕を見て笑った。 (浮世絵:広重・王子装束ゑの木の狐火) 後に、♪雨が降っているのに 空は晴れている まして今夜は雪が降る♪・・・というサザンの「別れ話は最後に」を聞くたびに、この時のことを思い出した。今でも聞いているこの大好きな曲に歌われるのは、紛れもなく狐の嫁入りの光景だ。 しかしやがて、晴れ間の雨ばかりでなく、闇夜に連なる鬼火のことも狐の嫁入りと呼ぶことを知った。 日本という国は知れば知るほど奥が深い。なぜなら、探ってみればこんな話は日本中の至る所ざらにある。なかでも茨城県結城郡八千代町の三社稲荷の狐の嫁入り話は僕のお気に入り。三社とは、京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷、笠間稲荷の三つのお稲荷様を併せて祀ることに由来するという。

夕方から小雨そぼ降る中、夕方遅く畑仕事から帰るお婆さん。ふと見れば、西の空の下に黒々と浮かぶ三社様の森が明るく輝いたかと思うと、まばゆい白無垢の花嫁衣装を身に付けた若い娘の姿が浮かび上がってきた。花嫁の前後に従うのは提灯を連ねた紋付き袴の者たち。こんな刻限に祝言と訝しんでいたものの、やがて此方に向かってくるそれが、狐の嫁入りなのだと、はたと気付いた。気付いて恐れはしたものの、すでに行列は目の前。腰を抜かすお婆さんの横を、雨霞のような朧げに浮かび上がる幽玄なる行列は音もなく過ぎ、お稲荷さんのある沼の方角に風のように向かう最中、ふつりと消えた。辺りには、ただ暗闇だけが残るばかりだった・・・
というもの。 現代ホラーのような派手さはないものの、この言い伝えに残る妖しい雰囲気にひきつけられてしまう。 さて、かの相模・丹沢の塔ノ岳。
かつて役行者を祀った行者岳を中に、東に二の塔、三の塔、北に塔ノ岳。塔ノ岳のもともとの名は尊仏岳。山頂の尊仏岩とは別に、山中に黒尊仏という異様の神が密かに祀られ、これがために江戸時代までは尊仏と呼ばれる。 江戸時代を通じてこの山域は幕府の御留山。禁足地ではあったが麓の百姓が尊仏に詣でることは黙認された。彼らは夏先になると水無川から尾根道を登り、途中、龍神の水を携えて雨乞いと豊作祈願に山中へ。この道は、今で言うところの戸川林道だ。 しかし、この尊仏岳には奇怪な出来事が度々・・・ それは尊仏岳から連なる尾根に、ぽつーん、ぽつーん・・・と夜ごとに灯が燈る。それがいつごろからのことなのか、定かではない。 陽の落ちた暗い山頂に燈る灯を、麓の百姓たちは恐々と仰ぎ見る。御留山となってこの山域の聖護院派の修験者どももあちこちに四散し、山中におわすのは魑魅魍魎ばかりのはずなのに・・・。 同じような話は、磐越の江戸より栄えた津川でも。ここでも昔から不思議なことがあり、夜になると周りの山々で数々の火が一列に並んで動いたと・・・これを狐火とみた人々は、狐の嫁入りと言い習わしてきた。 津川同様、こうした鬼火によって、いつしか塔ノ岳と呼ばれるようになる。 谷間に静かに流れる多くの沢の一筋に、葛葉沢と呼ばれるか細い沢がある。その葛葉の名に、信太の狐が姿を変え出た葛葉姫の存在が見えるようでもある。それはまさにかの陰陽師・安陪清明の母親だ。ここを夜歩むと、もしかしましたらお狐さまに出会えるのだろうか・・・。 現在、この塔ノ岳の山頂には、人のために燈される山小屋の灯が遠望できる。 こんなことを書いていたら、丹沢のとある林道の奥にひっそりとある秘密のキャンプサイトのことを思い出してしまった。来週でも久しぶりに行ってみようか・・・さて、どうしよう。 地図はこちら怪談クラブ記事カテゴリーへ
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Comment


またまた楽しいお話を
ありがとうございます(^^)
僕の田舎には狐火を追うと
二度と戻れない場所へ行ってしまうって
意味の話が残ってます
狐火…
きっと何か意味や訳があるんでしょうね~
やっぱり霊?大汗!
  • 2007/08/04(土) 06:14:47 |
  • びあ!|URL
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こんどは狐火ですかあ!
狐火を追っちゃダメですよユウさん。
びあ!さんの話のように帰れなくなっちゃうんですから(W ひっそりとしたキャンプサイト..............狐火でそうじゃ、あーりませんか!
  • 2007/08/04(土) 08:30:37 |
  • fumi|URL
  • [編集]


日本のそういう話は
とても神秘的に聞こえますね~~
西洋のホラーに比べると
精神的なものを多く含んでいる気がします。
ユウさんの秘密のキャンプサイト
狐火・・・現れませんよね~~??


得体のしれない怪しく光るもの、、、実は見たことあるんですよねー。UFOとかそういうのじゃなくて直径でいうと15センチくらいの怪しい明かりで連なってはいませんでした。怖かったんで即効逃げましたが、、、なんだか思い出しちゃいました~おー怖っ。。。
  • 2007/08/04(土) 21:50:12 |
  • norinori|URL
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おばんでやす 京都の怪しの灯といえば 五山送り火でしょうな お盆の最後の精霊送りの連なる灯 くわえて伏見のお稲荷さまも ああ真によきは日本の風物ということでしょうな ああよきかな よきかな
  • 2007/08/04(土) 21:56:34 |
  • 風@携帯|URL
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★びあ! さん★
二度と戻れない場所!?いやですねー(^^;;
北アルプスの深夜の山奥で、「おーい」という声が聞こえたときのこと。遭難者かと思った僕が「おーい」と答えると、またまた「おーい」という返事。下山後、この話をしたら「それは妖怪だ」と土木のおっちゃん。おーい、に答え続けると、そのまま山中深くに誘われて、行方不明になってしまうのだということでした。
似ています(^^;;;
  • 2007/08/05(日) 07:13:31 |
  • ユウ|URL
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★fumi さん★
このキャンプサイトにテントを張って、深夜に山に登ったのですが、翌朝、同じ日にキャンプしていた人たちが、夜不思議な光が塔ノ岳の中腹で動いていた・・・と話していました(笑) それは僕です(^^;;
  • 2007/08/05(日) 07:15:36 |
  • ユウ|URL
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★Takapon さん★
狐火はでませんが、熊がひんぱんに出ます。しかし、普通にしていれば人に危害を加えずに姿を消すので、安心です♪ 狐火というか鬼火がいつでも見られる場所があります。ときには数百もの火の玉が飛び交う場所があるのですが、その情報はまた別の機会にでも(^^
  • 2007/08/05(日) 07:18:29 |
  • ユウ|URL
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★norinori さん★
あ・・・それ、たぶん人魂といわれるやつでは? 僕も何度も見たことあるのですが、よく観察すると火ではなく、光の集合体のようなものでした。棒で叩こうとしても通過しちゃうし、板でも板の面を通過しちゃいます。面白い事に手の平で行く手を遮ると、ボールのように跳ね返るので・・・もしかしたら生命体以外のものは通過する性質があるのかと。
物質が同じ空間を同時に占めることは科学的にありえないので、この火の玉というか光の玉は異なる次元のものかもしれないと思ってます。
なんせ、ものすごい風の影響もまったく受けません。
norinori さんの15センチの光・・・そのうちお話よろしくです♪
  • 2007/08/05(日) 07:23:41 |
  • ユウ|URL
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★風さん★
五山の送り火???それって、もしかしたら大文字焼きですか? 詳しくないので、よくわかりません。ごめんなさい。
伏見のお稲荷さんは、妖しいまでの美しさですよね。連なる鳥居は、まるで何物蚊の体内または、異界へと連なるトンネル・・・あそこを全てくぐりぬけると、自分が浄化されたように身が軽くなります・・・不思議です(^^;
  • 2007/08/05(日) 07:26:46 |
  • ユウ|URL
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鬼火、人魂見たことあるんですか!
ソロキャンプしてるときに、そんなのに出くわしたら
即撤収します!!こういうのは(>_<)
  • 2007/08/05(日) 17:55:52 |
  • なむたーん|URL
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そうです。私の見た物もまさしく光の玉って感じでよく言う火の玉という感じに燃えてはいませんでしたよー。
光としては揺らめいてはいるのですが、なんといいますか昔の懐中電灯の様な少しオレンジ系の色で明るくなったり暗くなったりと瞬いている感じですね。あれは本当に不思議な物体でした。
えー!?ユウさん棒や板等でそんな実験されたんですかー(笑)驚きです、、、
私は一目散に逃げ出したのですが(笑)
  • 2007/08/05(日) 21:57:08 |
  • norinori|URL
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ユウさん、そんなことするとタタリがあるですじゃ( ▽|||)
小生、見た事はありませんが、なむたーんさんが書かれておられるように、即時撤退でしょうな
  • 2007/08/05(日) 22:18:48 |
  • 風|URL
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そうですね~津川は狐の嫁入りの行事がある事でも有名です。
僕の親戚が津川に住んでいるので、子供の頃はよく遊びに行ってました。
5月のゴールデンウィーク中に開催される狐の嫁入りの日は、皆で顔にきつねの化粧をして100人前後の行列と共に一緒に練り歩きます。
結婚式・披露宴を行い、花婿と花嫁は渡し舟で川を渡り山へと消えていきます。
そして「狐火」が灯されるのです。
僕も墓参りをすると毎年必ず不可思議な出来事があります。
俗に言う「火の玉」らしきものも見た事があります…動きがありえなかった…右に左に高速で移動してましたからね。。。
  • 2007/08/06(月) 09:03:29 |
  • lilt|URL
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★なむたーんさん★
見たことあります。好奇心が強いので、毎晩数百の人魂が飛び交うと云われる、御岳山の山頂近くの場所で、わざわざ夜中まで待って遭遇しました。
たぶん、ここは、いつでも遭遇できます。
  • 2007/08/07(火) 00:20:16 |
  • ユウ|URL
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★norinori さん★
やっぱり、それです! 人魂は火じゃないんですよね。場合によっては他にもいろいろな色があります。
蝶のように飛び交うので、最初はストックで、次は落ちていた木切の板切れで(笑)
すーっと通り抜けるので、ものすごく不思議でした。
  • 2007/08/07(火) 00:23:04 |
  • ユウ|URL
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★風さん★
夜の山のガレバなので、撤退しようにも危険で動けませんでした(^^;
  • 2007/08/07(火) 00:24:17 |
  • ユウ|URL
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★ lilt さん★
lilt さんの地元でしたね! 話がツーカーでものすごくうれしいです。この話を知人にしたら笑っておしまいだったので、それ以来封印していたのですが、記事にしてよかったです(^^;
  • 2007/08/07(火) 00:26:50 |
  • ユウ|URL
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