
週末なのに、雨ですね。今ごろの気候であれば、気持ちのいいキャンプが楽しめる時期なのですが、残念です。窓の外は曇天。じっとりとした湿気を含んだ風を感じつつ、僕はキャンプやクライミングのギアを収納しているラックの整理。
本棚を整理整頓していると、知らず知らずのうちに本を読んでしまい、作業が全くはかどらないことがありますが、ギアラック整理も全く同じ状態です。何気なく手にしたザイルでクローブヒッチを作っているとき、“次のキャンプで、手始めに手作りの
トライポッドを作ってみたいな”とふと思ったのです・・・
皆さんもアウトドアを楽しみつつ、いろいろなロープワークを活用していると思いますが、僕が多用する結束方法はいつしか数種類に絞られてしまいました。中でも、もっとも使用頻度が高いのが“
エイトノット、ボーライン(ブーリン結び)、クローブヒッチ、プルージック”の4種類。
ボーラインは別名
ブーリン結びとも呼ばれ、クライミング時にも利用します。慣れれば片手で5秒もあればハーネスに結べますが、今ではエイトノットが主流になってしまいました。
さて、今回は覚えておくと便利なロープワークとして“
クローブヒッチ”。
これは、クライミングの時に、仲間確保の際の中間支点や自己確保などに多用される、とてもカンタンながら
信頼できる結び方です。クローブヒッチのことを
巻き結びとも言いますが、これは
木にロープを結んだり、モノを結束するときの末端処理に役立ちます。
木にロープを結ぶときに、常にピンと張るなら、タープなどで活躍するトゥーハーフヒッチを応用した
トートラインヒッチという結び方があります。これは次回にまわします。
【クローブヒッチの手順】




これが、クローブヒッチの結び方ですが、片手でパッと結べるこんな方法もあります。
【片手で作るクローブヒッチの手順】






さて、クライミングのときは、片手でヒッチをカラビナに作ったりして用います。

こんな感じになります(^^)さて、僕はこのクローブヒッチを使って枯れ木の枝でトライポッドを作ろうと思ってます。別に木の枝を三本まとめて、ロープでぐるぐる巻きにして、結んでいない方を広げてもトライポッドは完成しますが、実は・・・同じ手法で
木の枝コットを作るための予行演習なんです(^^
では手元の割り箸で・・・

1:まずクローブヒッチで端を留めます
2:三本並べて、上下交互にロープを何往復かさせます。
3:木の間のロープ部分を直角に中割りして、末端を真ん中の木にクローブヒッチで結びます。
4:足を広げれば、頑丈なトライポッドの完成。これの真ん中に囲炉裏の自在鉤代わりの木の枝やチェーンを吊り下げれば、焚火の上にダッジオーブンやパーコレーターを吊っておけます。
2007.7.27追記

スノーピーク(snow peak) クレモナロープ 5mmX10m 僕がキャンプで使用するロープは10.5ミリザイルを10メートルに切ったものです。木に結んだりするには、やはり最低でも4ミリ以上あると使いやすいです。このスノーピークのクレモナは5ミリで10メートルで値段もプライスダウンされていて非常に安い!これは、状備品としておすすめです。
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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用
おはずかしながら、結び方自己流でした
いつも 紐を目の前にしてウンウン考えて
るです この片手結びやってみたい で自慢したいのだった
ロープの結び方、最近興味が涌き勉強中です。
まだ、もやい結びしか出来ませが・・・(汗)
ユウさんのロープワークシリーズ、楽しみにしております!
★たるたるさん★
ロープワーク知ってると、楽しくなりますよ♪日本の伝統文化の”組みひも”も参考にしたりします(^^
★チャイさん★
もやい結び・・・別名”ブーリン結び”またの別名は”ボーライン”です。これ、片手5秒で結べる裏業もあるんです。今度、写真分解しますね♪
いや~
勉強になります。
私もロープワークをマスターし
天然トライポッドつくります~
まねっこさせてくださ~い<(。。)>
いちばんうえのクローブヒッチも片手で
できそうですな
両手でぎゅうぎゅう固結びが毎度ですが
ひじょーにスマートにできそ
不器用な小生でもできそうな予感
ロープワークは色々と覚えたつもりですが、
残念ながら忘れるんです(^^;)
2つ、3つ覚えておくと実践で役に立つんですがねぇ。
何度も本屋で立ち読みしてますが、それじゃあ覚えられないですよね。。。実践あるのみ、しかし、実践には忘れているのが常です。忘れない方法ってないのかな?~日常に紐って使わなくなりましたからね・・・・・・。
ロープを結ぶってテントやタープくらいしか実践していないので、もやい結びしかできません。
ロープワークの本は持っているのですが、やはり実践しないと役に立たないですね。
ユウさんのロープワークを参考にさせてもらい、もうちょっと覚えてみます。
これはアウトドアの楽しみ方も増えそうですね。
★TAKAPONさん★
木の枝のトライポッドの次は、いよいよ自然のコットに取り掛かります(^^
★風さん★
たしかに片手でも結べますね(^^ 紐同士を結ぶというより、紐の端を何かに結ぶ、というときに、力も必要なくて解くのも楽な結び方です。シェルターやタープの紐はこの方法で結んでます♪
★jun-boh さん★
ふたつ・・・・だったら、もやい結び(ブーリン結び)と何かひとつ・・・たとえばフリクションノットのひとつのプルージックやクレムヘイスノットとか、上のクローブヒッチとか、でしょうか(^^
★もりりん さん★
キャンプでロープワークを活用して、いろんな楽しいものを作って遊ぶと、きっと自然に覚えちゃいます♪
★ゆっちゃん さん★
子供にブランコ作ってあげたり、なわバシゴ作ってあげたりすると、いろんなロープワークが入ってるので、自然に身体が覚えちゃうと思います(^^
毎度毎度勉強になります( ゚д゚)ハッ!
キャンプに行きだしてからロープの結び方が気になっていましたのでタイムリーでした♪
練習してみます
こんばんは
先日はコメントいただき、ありがとうございました。
ロープ結びは、キャンプのときにササッと結べるとかっこいいな~、ということで少し覚えましたが、そんな気持ちだったので案の定身についていません。
他の記事も見させていただきましたが、どれも深い内容ですね。ビックリしました。
グッモーニン。ねむいねむい
今から仕事とは、ちとツライな毎度
ところで、木にロープを張る技をぜひ所望
どうしてもぴんと張れずカッコワルイもんで
おはよう御座います。
相変わらずユウさんは、知識豊富ですね♪
感服いたしております( ・∇・)
トライポッドまで作れちゃうとは、やはりロープワークは応用が利くのですね~
もやい結びしか使ってませんでした…
クローブヒッチも簡単ですね!
今度やってみたいと思います。
★風さん★
??風さんは、そんな時間に出勤なさるんですか??プライベートなことですが、知りたくなってしまいました(^^;;;
トートラインヒッチはもベーシックなので、本などに書かれているのですが、明日にでも写真分解記事にします。
★ lilt さん★
クローブヒッチは、紐の端をどこかに結束するときにカンタン確実な方法です♪
ロッククライミングのゲレンデなんかですと、トポと云われるルート図がこの方法で木の枝などに結ばれていたりします。
もやい結びは輪の方にに力がかかると弱いので、いくつか知っておくと便利かもしれないですね(^^
★白パンダ さん★
身体が覚えてしまうと簡単なんですよね♪僕の場合、鬼のような先輩にロープワークは叩き込まれました(^^;; クライミングの時に”もやい結び”に末端処理の一重結びを忘れていて、墜落時にハーネスからザイルが取れかかったことも・・・危なかったです(笑)
小生の仕事? 航空関係ですかな
こんな話は置いておくとして
手の次は いよいよユウさん
ご登場しては?
★風さん★
航空?? パイロットさんですか?!
僕の登場ですか(笑) それは、まあ、今のところ記事に不要なので、登場してません。ですが・・・そうですね・・・ちょとだけ登場しましょうか(^^;;
ユウさん、さすがにロープワークもお得意ですね。
またまた真似して書かせてもらいました。トラックバックもさせて頂きました。
★ろんがあさん★
記事、読みました!
あれは、すごい発見です!
なちゅぶろのインフォメーションで取り上げてもいいほどの内容ですよ。これ、友達にさりげなく言って、自慢します(笑)
★ろんがあさん★
記事、読みました!
あれは、すごい発見です!
なちゅぶろのインフォメーションで取り上げてもいいほどの内容ですよ。これ、友達にさりげなく言って、自慢します(笑)
いつも 紐を目の前にしてウンウン考えて
るです この片手結びやってみたい で自慢したいのだった