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ユウ
Author: ユウ
クラブネイチャー管理人ユウです。犬を連れ、キャンプを愉しみながら、ハイキングやクライミング、沢登りを楽しんでいます。仕事はコピーライター、プランナー、PR。
都内から房総に移住し、山恋しくて今は丹沢の山並み見える神奈川にUターン。
山と音楽と本があればシアワセ。

メールは下記まで
info.clubnature#gmail.com
(メールの際は#を@に入れ替え)

【好きな山】
甲斐駒ケ岳、秋田駒ヶ岳、水晶岳、北岳、烏帽子岳(乳頭山)、丹沢山

【好きな曲/アーティスト】
・マーラー/ベートーベン
・チャイコフスキー
・ラフマニノフ
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・ジョニー ウィンター/プリンス
・ウラディーミル・アシュケナージ
・アンドラーシュ・シフ
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クラブネイチャーは、山とシンプルキャンプスタイルのためのアウトドアBlog

寒冷前線と寒気団

091224_0.jpg


別の記事として以前アップしたのだが、ボクがまだ16歳の頃。夏休み中の8月中旬。同じ高校山岳部の友人と二人で南アルプスを縦走するため北岳に登ったときのこと。

経験の浅かったボクらは、ちょうど近づいてきていた寒冷前線の存在を過小評価するという判断ミスを犯ししてまった。広河原から北岳の肩のテント場に向かう行程半ばで風雨が激しさを増し、横殴りの雨が小石の礫のような痛さで顔に当たる。さらには息もできないほどの暴風となり、とうとう稜線に出た瞬間に40キロ近くの荷を背負った体がふわりと浮かんで、あわや飛ばされそうになってしまった。風速は40メートルを超えていた。

息ができないばかりか立って歩くことすらできず、這うように耐風姿勢をとり、暴風の合間合間で歩き、途中でとうとうビバークを余儀なくされた。激しい風雨は夜半まで続き、ボクらは一睡もできずに絶えずテントを内側から支えたり、頻繁に張り綱を補強したりするため、雨具を着たままシュラフに入っていた。


テントの中は水没状態で、床に水がたまっている中にぐしゃぐしゃに湿ったシュラフがある、という状況。その暴風雨は夜半に収まり、今度は想像を絶する寒さが襲ってきた。ヘッドランプの光の中、吐く息が真っ白になり、次第にテント内が霧氷でキラキラし始めた。ボクらはあわててタオルでテント内の水を何度も吸い出し拭きあげると、着衣を乾いたものに着替え、ビニールのゴミ袋に足を入れ乾いた新聞紙を胴に巻いてから再び雨具を身につけて濡れたシュラフカバーとともにシュラフに入り寒さに備えた。

その間にも気温はどんどん下がり、ついには濡れた部分が氷結してしまった。そして、どうにもこうにも耐えきれず、ついに午前4時前に行動開始するためテントから出ると、ヘッドランプの光に周囲がキラキラと光った。8月という真夏に出会った、氷と霜柱が一面を埋め尽くす夢のような光景だった。これ以降、天気図には臆病なほど敏感になってしまった。これは夏山の寒冷前線通過。

そして今回は冬山の冬型気圧配置と寒波の通過。たしか2007年の正月も最強の寒波襲来、というようなニュースが流れたと記憶している。ボクがまだ青山の広告会社に在籍していた頃の話だ。で、今年は早々の11月1日に“この冬最強の”という形容詞をともなう寒波の第一波がやってきた。昨年よりおよそ2週間も早い。これに引き続いて先週12月16日には、またまた“最強の”という形容で寒波接近の気象情報が流れた。

091224_4.jpg12月16日時点での観測によると上空5000メートル付近の気温は-33℃前後。翌日17日の夜には-36℃前後、そして18日(金)の夜には-40℃前後に低下すると予想されていた。一般的に上空5000メートル付近で-30℃以下だと平地では雪。-36℃以下になると平地では大雪。さらに-40℃以下だと警報級の大雪の恐れとされている。

これは雪中キャンプに最高の気象条件とばかり、立て混んだ仕事も忘れパッキングを開始。平地でも大雪のこの状態だと山岳では大荒れになるという予想と、年末に富士山へは雪上訓練で入ることになっていたので、できればソロでのんびりと楽しめる森林限界を超えない穏やかな雪山をめざして、東北の福島と新潟国境エリアの普段は登山道が無く藪で入り込めない山域へ。


091224_1.jpg

装備は・・・kiva(キヴァ)という三角のシェルターテント& HEX3のバスタブ状のフロアとmoss(モス)テントを持参し、気分で使い分ける計画をたてた。足はワカンではなく、雪遊びにうってつけのスノーシュー。そして居住エリアを作る際に不可欠なスノースコップと雪中キャンプ(登山の幕営)用のスノーペグ、ダンボール、新聞も持参。当初から森林限界を出るつもりはなかったのでアイゼンやピッケルは不要。そのかわりにスキーストックを二本装備。

091224_6.jpg

091224_7.jpg 091224_8.jpg
これが超軽量空き缶ストーブと黒風防セット

雪遊びが目的なので火器もプリムスのEtaExpressをメインに、T’sStoveの超軽量・ゴトク付き空き缶ストーブ「ショーティ」と放置系グッズの「黒風防」のハイブリッドシステムとガレージピックアップキャンパーの「プチかまど」とトランギアストーブの、焚き火だってできちゃうマルチパーパスシステム。

091224_9.jpg
こちらが、アタッチメントでトランギアの風防にもなる
ハイブリッドな焚き火台・プチかまど


今回は、どうしてもあることをしたかった。そのあることとは、雪の深い森の中で焚き火をすることだった。だから風雪の中、三角シェルターにタープで前室を設えそこに雪を切り出してキッチンまで作ってみたのだ。しかし残念ながら薪が調達できず、計画はあえなく断念。カップラーメンの後にウォッカを口にしてしまったため、何も楽しむ間もなく夢の世界に轟沈してしまった。

091224_5.jpg

翌日は尾根伝いにさらに谷筋へ。そこでダブルウォールのmossでネグラを設置。誰ひとりいない雪の森を静かに堪能しました。さて、年末は富士山です。

※デジカメは寒さで不能になってしまったため、すべての画像は身につけていたiPhoneで撮影。

◆関連記事リンク◆
・富士の山、夏の雪降る蝉時雨
・寒冷前線通過時に出会った、お隣のビバークな人


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テーマ:登山 - ジャンル:趣味・実用

                                               
Comment


やはり若いころは無茶をして痛い目に遭っていますね~。
 高校の時12月に金峰に行ってツエルトでビバーク、そのころ羽毛など持ってなくて化繊シュラフの2枚重ねでも寒さと強風で一睡も出来ず翌日帰ってきたことがありました。今では笑い話ですけどね。

 年末富士山ですか、こりゃまたすごいところへ行きますね~。富士山の爆風と寒さは半端じゃないですからね~、気をつけて行ってきてください。
 私はすぐ近くでダイヤモンド冨士を見る予定です。
  • 2009/12/24(木) 17:30:05 |
  • IK|URL
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こんばんは。

やっぱ、ヤングなころのカラダは燃えてましたよね(w
厳しくても、まあ、なんとかなっちゃった、という。
ワタシもカレコレ2週間ほど書きあぐねている、「若気の至り窓の雪」系を書きあげねば。

年末は外房のお山で焚火野宿の予定です。
  • 2009/12/24(木) 19:59:45 |
  • ラード|URL
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ユウさんお疲れ様です!

凄いっすね!
そしてやっぱり反応しちゃいますよMOSSに(笑)
雪の中にMOSS!自分の憧れの画です。
  • 2009/12/25(金) 08:51:55 |
  • 91|URL
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★IKさん★


高校時代は天山のダウンを持っている友人が羨ましかったです。
ボクは最先端と宣伝されていたダクロンのシュラフでしたwまあ3シーズンっぽいものでしたが、これ1枚で厳冬期までオールシーズン無茶でしたが使えました。

現在ツェルトはほとんどザックの肥しに化しています。これで野営しようと思うのですが、いつも自立ドームになってしまいます。

富士山は恒例の雪上訓練なので、5合目で野営し7~8合付近でがさごそとやっています(笑 ダイヤモンド富士は、まだ見たことないです。見てみたいですね~!
  • 2009/12/25(金) 08:54:51 |
  • ユウ|URL
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★ラードさん★


メリークリスマス!

> やっぱ、ヤングなころのカラダは燃えてましたよね(w

ほんとうに不思議です。今考えると岩場から雪山まで危機的状況が数多くありましたが、すべてなんとかなってしまっています。まさに奇跡。厳冬期の谷川でも一歩間違えば死んでるケースも 汗。

> 年末は外房のお山で焚火野宿の予定です。

年内は、マイペースで楽しめることは、ないかもしれません(泣 大掃除に正月準備に・・・もしかしたら日帰りでどこかの雪山で半日スキーが関の山です。野営したいです。
  • 2009/12/25(金) 09:01:45 |
  • ユウ|URL
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★91さん★


やっぱり雪山にmossは安心感と快適性が抜群です!
シェルターは極寒がそのままなので、寒い寒いです。

それに積雪期は音がほんとうにしないんですよ。ときおりバサバサ、と雪が落ちる音だけが森の中にするだけの無音の世界。

デジカメも持っていったんですが、あまりの寒さに起動せず、でした。今後はバッテリーはポケットに入れて、使用時にだけ入れることにしようと誓いました。
  • 2009/12/25(金) 09:05:16 |
  • ユウ|URL
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お久しぶりです。
夏の寒冷前線でもそんなに凄い事が有るんですね、知りませんでした。
冬の富士山、まあユウさんなら大丈夫なのかもしれませんが、この前も遭難が有ったばかり、無事の帰還を願ってます。

雪の森で静かに焚火を楽しむ。
素敵過ぎでしょう^^ ノブは忙しさにかまけて、年内雪のキャンプ場に行ってません。 あ~きっと寒くて寒くて...意気地なし^^;
  • 2009/12/25(金) 18:29:04 |
  • 野宿屋ノブ|URL
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★野宿屋ノブさん★


こちらこそ、ご無沙汰してしまっています。
ここのところ忙しさにかまけて、記事更新も滞っておりまして(汗

先週の同じ時期に山岳会の雪訓予定が富士で予定されていたのですが、寒気団の南下で延期になりました。いやぁ、よかったです。訓練のついでに、首都高から東北道に入り、そのまま奥日光をピストンし常磐道で千葉に帰ろうと予定しています。

> 雪の森で静かに焚火を楽しむ。
> 素敵過ぎでしょう^^ 

そ~なんですよ。
こんなステキなことを楽しみたかったのですが、薪が調達できず・・・残念無念
雪の森で焚き火がしたくてたまりませ~ん!
  • 2009/12/26(土) 08:57:38 |
  • ユウ|URL
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