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Zetterlund
Author: Zetterlund
クラブネイチャー管理人です。犬を連れ、キャンプを愉しみながら、ハイキングやクライミング、沢登りを楽しんでいます。仕事はコピーライター、プランナー、PR。
都内から房総に移住し、4年後に山恋しくて今は丹沢の山並み見える神奈川にUターン。
山と音楽と本があればシアワセ。

メールは下記まで
info.clubnature#gmail.com
(メールの際は#を@に入れ替え)

【好きな山】
甲斐駒ケ岳、秋田駒ヶ岳、水晶岳、北岳、烏帽子岳(乳頭山)、丹沢山

【好きな曲/アーティスト】
・マーラー/ベートーベン
・チャイコフスキー
・ラフマニノフ
・アンネ ゾフィー・ムター
・松田聖子
・ジョニー ウィンター/プリンス
・ウラディーミル・アシュケナージ
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クラブネイチャーは、山とシンプルキャンプスタイルのためのアウトドアBlog

聖なる山の清き場所

090810_1.jpg
クリックで拡大(森からのぞくヒュッテ屋根)


俗化されていない場所にカムイがいる。

精神的なものとして考え始めると、もうボクなどの頭では面倒くさくなるので、たとえばシンプルに距離感とか困難さとかにするとわかりやすくていい。

たとえば高山や深山幽谷の奥とか、洞穴とか、ニライカナイのように水平線の彼方とか、天の高みに刻々と運行する星辰とか、太陽とか、月とか・・・

そういった場所は気軽に人がアプローチすることができない。人が到達しにくいから日常ではない。そんな非日常こそカムイの住まいがふさわしいのだろう。


ネイティブニッポンの人々の間に語り継がれてきた存在がある。それはコロポックルという小人。ヤマトビトの言葉ではない。ヤマトタケルらに追い立てられ、攻め立てられた人々の間の言葉だろう。コロポックル、カムイ、トッケ(峠)などなど、多くの言葉が山にまつわる地名に残されている。

トッケに当てられた文字は峠。この“峠”は日本人が作り出したおびただしい文字のひとつだ。”山”に”上下”を組み合わせるなんざ、すばらしい発想だ(同じようなオリジナル文字に裃がある)。山脈を越えて行き来できる場所を“嶺”とも書く。代表的なのが大菩薩嶺。しかし嶺の持つイメージは山脈のようなスケール感が伴なう。

“峠”という文字には、日常の延長としての山越え・・・というニュアンスを感じる。嶺は非日常感が多く、峠には日常が色濃く匂うのだ。そんな嶺も、峠というニッポン文字に置き換えられつつあるようだ。

日常と非日常の間境に存在する峠。大門峠、開田峠、守屋の神の悲しい伝説を持つ杖突峠、鳥居峠、馬篭峠、小仏峠、スズラン峠、大河原峠、雨境峠、そして麦草峠と和田峠。今まで記事にはしたことがなかったけれど、麦草峠と和田峠は降雪時期に頻繁に遊ばせてもらっている大好きな冬の遊び場だ。

090810_2.jpg
冬のコロボックルヒュッテ真横

適当な場所にスノースコップで雪洞を掘ってそこに寝る。テントなどよりはるかに暖かい。洞内の気温は0度に保たれているので、非常にぬくぬく快適だ。3シーズン用シュラフ+カバーで充分なほど。しかし初夏から晩秋の季節は、車山に程近い場所にある“コロボックルヒュッテ”か“ヒュッテ霧ケ峰”を利用する。

特にコロボックルヒュッテは伝統と歴史を今に残す、実に気持ちのいい山小屋だ。屋内のカフェは御茶ノ水の喫茶穂高を磨き上げたような、とてもレトロな雰囲気が素晴らしい。外にもテラス席があり、以前は湿原をスカッと見渡せたのだが、今では樹木が生長してしまい展望は悪い。

090810_3.jpg

かつては登山者の常宿として知られたコロボックルという名を持つ世俗離れしたヒュッテも、今や大半はドライブ客。それでもまだまだ非日常感を味わうことができる、素敵な場所です。

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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

                                               
Comment


ヤマトタケルを追え!プロジェクトにご参加ありがとうございます♪房総だけでもかなりの伝説の地がありますよね。記事待ってます。

コロボックル=クランポン(宮沢賢治のやまなしに出てくる)と言うのがあるらしくて、以前にコメントいただきました。面白かったのでTB入れますね。
  • 2009/08/10(月) 18:05:56 |
  • チャア|URL
  • [編集]


あ、私のところの記事だとどこに書いてあるのか?わかりにくかったですね。クランボン=コロボックル説はこちら。
http://blog.goo.ne.jp/hol_my_ow/e/e1b38da3b72d7648faf7164bc48f9576
  • 2009/08/10(月) 18:19:43 |
  • チャア|URL
  • [編集]

★チャアさん★


房総には夷隅など、”夷”の地名が残る上、茨城の隣。ヤマト軍からの掃討戦に苦しめられたのでは、と想像してしまいます。

特に房総、茨城、埼玉は古墳の数も群を抜いて多いですし、ヤマトと異なる文化が熟していたと思えます。

コロボックル=クランポン説・・・これ、面白いです!
ありがとうございます。
  • 2009/08/10(月) 18:51:08 |
  • ユウ|URL
  • [編集]

おはようございます♪


ユウさん、おはようございます♪
コロボックルはメルヘン的な感じを受けますね。
私も夏休みが終わって日常に戻りました。

コメント再挑戦です。これは携帯からです。(=^0^=)/
  • 2009/08/12(水) 07:23:34 |
  • クロちゃん|URL
  • [編集]

★クロちゃん★


ボクも、本日帰宅しました!
明後日より日常復帰です(^^
  • 2009/08/15(土) 16:34:35 |
  • ユウ|URL
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2009/08/10(月) 18:16:47 | 帰農戦士 ガンダム オーガニック
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