
クリックで拡大ここのところ、ずっと連休がとれない。おまけに今週来週は、OFF日がまったくなし。それがわかっていたため、昨日(2月1日)は、ぽかりと空いた午後の時間を利用して、
春を満喫できる場所に行った。
山国日本にあって千葉県は山らしい山がない・・・と思われている。それは標高だけで山を見ようとするからで、房総に移住するまでのボクもそうだった。「
千葉に山なんてあるの?」というスタンス。知っていたのは、千葉県出身の椎名誠氏や沢野ひとし画伯が少年時代にロッククライミングの真似事で出かけ、沢野ひとし画伯が見事に落ちたという
鋸山だけ。
千葉の山は現地を見ず標高だけで分類しようとすれば丘陵にされてしまう。しかし、いちど現地入りその目で実際を見てみれば、これは山以外の何ものでもない。里山を凌駕するような険しい地形を持つ山さえ多いのだから驚いてしまう。
そんな数多い里山の中から
嵯峨(さが)山を選び向かった。標高はおよそ315mで、
水仙の咲き乱れる中を登山する。あたり一面、芳香な水仙の香りが濃密にたちこめ、水仙の見えない竹やぶをあるいていても、その芳しい香りが風に乗って流れ来て、むんむんとむせ返るほどに辺りに満ち溢れている。まるで上質な香水の中を彷徨っているような錯覚を覚えるほど。
この嵯峨山の紹介は後日。

目的は水仙の花に囲まれた
アウトドア・カフェ。持参したのは、こだわりのウッドバーニングストーブである「プチかまど」。今回ここに投入したのは新兵器「
トランギア用アタッチメント」。これがあれば焚き火だけではなく、アルコールストーブ専用の超軽量コンパクトなストームクッカーに変身する。持ち運びは100均で手に入れた文庫本より若干大きめのウレタンケース。
これが「焚き火台」&「トランギアの風防」&「ゴトク」の一石三鳥スペシャルアイテム。

この「プチかまど」は二台あるうちの初号機。アルミ製で最新型よりやや大きめ。
側面に浮き床取り付け用に穴をあけ、そこにピンペグを差し込んだ上に、アタッチメントをセットし、センターの穴にトランギアを入れる。火付けはもちろん“長軸マッチ”。マッチは万能火気ツールとしてアウトドアの必需品だ。ボクは登山の際にも、ガスライターと複数のマッチを防水ケースに入れている。
それと新聞紙。余談だけれど、新聞紙は防寒アイテムにも火付けアイテムにもなる優れもの。さらに食器の油汚れなども、水にぬらした新聞紙をたわし代わりにして洗えばキレイに落ちてしまうのだ。

房総で見つけた水仙の花に囲まれたアウトドア・カフェは嵯峨山の南側斜面の下。サクサクに枯れた草の中、見渡す限りの水仙の真っ只中にごろりと横になって、静かなアルコールストーブで淹れたコーヒーを楽しむ。すぐ横では野鳥が盛んにさえずってっている。望遠鏡を持ってくればよかったなぁ・・・と水仙の芳しい香りの中で、ふと思った。
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嵯峨山の場所はコチラ◆プチかまど関連記事リンク
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テーマ:登山 - ジャンル:趣味・実用
房総の隠れ名所開拓、進行してますね。
そのエリアで面白い企画を考えたんです。
「鬼泪山」から「牛殺し」を経て「人骨山」登頂っての(w
ネーミングのインパクトのみ、ですけど。
すべて実在で、「牛殺し」は老齢になった牛さんの「姥捨て山」みたいな場所。人骨山は道が無いようである、とか。
まあその、いつかは。