
冬のアウトドアといえば、その代表格はスキーとアイスクライミング。
スキーは雪山に本番スキーをしに行かなくてもゲレンデで気軽に楽しめるし、近年アイスクライミングも例えば八ヶ岳の赤岳鉱泉小屋のアイスクライミングのゲレンデなどで気軽に楽しむことができるようになった。安全なスポーツクライミングによって愛好者が増えればいいですね。
雪山を滑降したり、登ったりのほかにも
スノーハイクなんていう冬ならではの楽しみもあります。スノーシューやクロスカントリースキーを履いて、雪深い野山をのんびりと散策して楽しみます。
ボクはこの
スノーハイクにキャンプをセットにして楽しむのが大好きで、あちこちの冬の野山に入り込んで楽しみます。富士山周辺には、こうしたスノーハイクにうってつけの場所がたくさんあります。冬は、膨大な積雪によって登山道が足元はるか数メートル下。つまり木立や登山道に束縛されない自由に動けるフィールドの出現です。おまけに雪によって水の確保も容易とくる・・・
身軽さを身上とするためテントに代えて
簡易シェルターとビビィを基本装備として活用します。ダウンジャケットなどウェアがあるので、シュラフはダウン量600〜750グラム以内のライトウェイトなシュラフをチョイス。そのままでももちろん寝られるけれど、寝る際はダウンジャケットとアルパインパンツにテントシューズを着用したままシュラフに入ります。こうすれば、充分に暖かい上に、いざ外にでなければならないときもそのまま凍てつく外に出られます。
シェルターを設営し、雪の上にシートを敷き、そのうえにZライトなどのマットを延べて、そこにビビィ。テント設営より格段に設営撤収がラクチンです。登山靴がバリバリに凍ってしまうので、可能な限り水筒と登山靴は抱いて寝るようにします。
こうしたシェルターにしろテントにしろ、重要なのはペグ。
冬は下が雪なので地面に打ち込む類のペグは役立たずです。雪中キャンプでは、アンカーを雪に埋めて、そこにテントのロープ(ガイロープ)を結びつけます。ボクが学生時代から変わらずにスノーペグとして愛用してきたのは自作の竹ペグ。
作り方の手順はこうです。
1:海岸や野原あるいはホームセンターなどで竹を入手したらそれを長さ20センチ程度の短冊形の竹板に切る。
2:竹の中心に穴を空ける。この穴はあけなくてもかまいません。
3:麻ヒモを何重かにして穴に通して端を結んで輪を作る。これで完成です。


実際に使用する際に、簡単に済ませたい場合は、テント本体から出ている自在ロープに「
値札を付けるような要領」で、竹ペグのヒモをくぐらせて取り付けます。次に、雪に充分な穴を掘ってそこに竹ペグを埋めて、ロープをぴんと張ればOK。もしもブリザードが予想されるのであれば、埋めた竹ペグ部分に
水をかけて凍らせればガッチリと固定されます。
※もしも、冬山登山同様に機能的に設置したい、という場合は、テントの自在ロープを一度外して、ペグ側にあった自在を本体側なるように付けなおします。つまりテント本体側に自在のループができて、ペグ側にロープの端がきます。そのロープの端を竹ペグの麻ヒモに結束します。こうするとテント本体側で張りを自由に調整できて非常に機能的です。竹ペグに麻ヒモを使用する理由は、もしも凍って回収できないときでも、自然素材であれば環境ダメージを最小限にできるからです。しかし、可能な限り回収します。ボクの所属する山岳会では竹の代りにワリバシを使用する人もいますが、そういう場合はワリバシを十文字にするなどすれば安定します。
このスノーペグは、雪だけでなく海岸などの砂地でのキャンプにも有効です。1個、約40グラムで、8個で320グラム。けっこう軽量。スノーペグとしてスチール製品も発売されているようですが、スノーペグはやっぱり自作に限ります。
もしも竹を買ったとしても、麻ヒモなど全て入れても300円もかかりません。それに自作だと重い雪用、パウダー用など自由自在・好き勝手に作る楽しみが味わえます(^^;;
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作っている時も現地の事など考えながら二度楽しめるし
>水をかけて凍らせればガッチリと
水を作るのも大変な作業ですが毎回凍りついたペグの回収にも苦労しています