
アルコールストーブの代表といえば
トランギア。いちどトランギアストーブを使用してしまうと、それまで使用していたプリムスやマナスルはまったく使用しなくなってしまうほどの魅力あるツールです。
軽くて小さくて静かで火力も充分。おまけにシンプルな構造のため故障知らずでメンテもフリーという、
いいこと尽くめのストーブ。

このトランギアとめちゃくちゃ相性いいのが
以前の記事でもご紹介した万能蒸し器を流用した焚火台兼風防ゴトク・・・名付けて“
フジツボSP(スペシャル)”。
これに丸型のコッヘルを使用すると、中に落さないためにどうしても羽を垂直に広げることができず閉じ気味に。すると中のトランギアストーブあるいは空き缶ストーブとコッヘルの底との距離が近付きすぎて、炎が不安定になってしまいます。
そこでトランギア
メスティン。これは四角形のためフジツボSPの羽を垂直に広げても四隅がしっかりと羽にひっかかります。しかし丸型コッヘルであれば、トランギアを収納したコッヘルをフジツボSP内へスタッキングすることができますが、メスティンだとこれができない。まあ、そんなに大した問題ではないのですが(^^;;
このトランギアストーブとメスティンとフジツボSPの
相性が最高で、炊飯もラクラクとこなします・・・
もちろん炊飯なんて、焚火だってなんだってカンタンなんですが、アルコールストーブなんていう、とりたてて道具らしい道具でないにも関わらず、
これがめちゃくちゃ美味しいご飯をあっという間に炊き上げることができます。

まずはフジツボSPにセットしたトランギアに着火し、お米一合と気持ち多めの水を入れたメスティンをセット。チタンコッヘルではないので以前ご紹介した失敗の無い炊飯方法である“湯取り法”ではなく、ごく
通常の炊飯方法で進行します。

火にかけて
3分ほどで湯気が噴き出してきます。ゴボゴボと音をさせたまま2~3分ほど経過させ、頃合を見計らいトランギアストーブの
火力調節のフタをセット。
火力を三分の一ほどに絞ります。これは湯取り法炊飯のテクニックの応用です。
炊飯の言葉で“
はじめチョロチョロ、なかパッパ・・・”というものがありますが、それの逆を行くこの
湯取りスタイルのほうがトランギアに限っていえば美味しく炊飯できます。
最初はそのままの火力で沸騰させて湯気をあげさせた後に火力を絞り10分ほどして湯気が少なくなり、パチパチ・・・という音もしなくなった頃トランギアの火力調節フタを閉鎖。そのまましばらく蒸して完成です。

フタを開けると・・・・むわ~~~っと・・・・ちょっと湯気が多すぎてレンズが曇ってしまったので、レンズを拭いて再度撮影したのが右側。
つやつやホカホカのお米が見事に立っています。

で、本日の昼食は、
イワシの缶詰。
トランギアで炊き立てのほかほかゴハンは、実にうまい!これは3000メートルの山でも同様で、沸点が低いので水を多めに入れて炊飯します。それでも芯があった場合は、構わずに
水を少々入れて再び弱火にかければ、美味しいご飯が炊きあがります。トランギアに着火して炊飯し、食べるまで、20分かかっていません(^^♪
炊飯はもちろん、焼き物、炒め物まで、ちっぽけなトランギアはしっかりとこなしてくれます。
■
お得!商品リンク:
トランギア・メスティン¥1155
■関連記事:
ソロキャンプのための焚火台
にほんブログ村
- 関連記事
-
テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用
簡単なのは、クリップで挟むとか?
モノの作動具合から言って、1カ所止めれば保持できそうなので、風防部分の穴でステンの棒とかを2本橋渡ししてやれば開き具合でゴトクの高さも変えられて良くないでしょうか?