
近頃、右をみても左をみても、猫も杓子もグリーンだ環境だと、熱心なことです。
特に企業がエコ・環境をPRするのは、エコと環境がビジネスに勝つ為に必要な要素だという魂胆がみえみえですが、しないよりいいので仕方ないでしょう。ですが嘘と欺瞞が渦巻くエコ・・・いちばん腹立たしいのは
オール電化の家。
電気は一次エネルギーである石油・天然ガスなどの
3割少々の利用率。発電(燃焼)の際の廃熱ロスと送電の際の送電ロスなどで7割近くのロスがある。しかも家電製品でもロスがあるので、実際の利用率はもっと低くなる。オール電化はCO2を出さない、とうたっているけれど、であれば日本はドイツのように
原子力発電をメインにしたほうがいい。でなければ
ガスのほうがよっぽど環境に優しい。
(この後、東日本大震災の後、メルケル首相は脱原発に舵とりをした 2014.06.26加筆)
企業は・・・環境で消費を煽り、ロハスで消費を煽り、グリーンで消費を煽り、しまいにはエコで消費を煽る。こんなに環境がトレンドなのに、
年々消費電力はうなぎ登り。多くは個人消費なんだから笑っちゃう。カーボン排出量だって同様にうなぎのぼり。
だからこそ「何かできないだろうか」と思うのは自然な流れでしょうね。買わないこと、電気を使わないこと、というのをネガティブ活動とすれば、ポジティブな方向性としてブナの実、どんぐりなどを植える、というのはどうでしょう・・・
ブナを育てて、幼木を荒れた杉林や野原に移植する。
木を燃やすとカーボンが放出されるように、木は
空気中のカーボンを取り込んでくれる。21世紀の世で、否応無く排出しなければならないカーボンを、できるだけ差し引きするポジティブ活動。
まずは、
ドングリをプランターに植えてみる。毎日水をやり、育ててみる。ベランダの小さなプランターを通じて自然界とリンクするなんて、ちょっとステキだ。こうした活動を
支援してくれる環境意識の高い地域があれば、育てた苗木を移植する場所が確保できるのだけれど。
根が浅い杉の人工林は保水力が貧弱なうえ、地盤が脆い。そのうえ荒れれば荒れるほど杉は保身のために花粉を蓄え飛ばそうとする。
だったら、この杉の人工林にドングリの苗木を持って、植え替えをしよう。自分たちで、
気持ちのいい広葉樹の森を創ろうという、ちょっぴり夢のある活動です。地方行政が無理であれば、地方の観光協会とタッグを組み、そういう場を作って少しずつ拡大して行けたらステキなんですけれど。もちろん植樹の本数はカウントしてカーボンオフセットの数量として数値化する。
で・・・これは夢だけれど・・・
“自分たちで創ったその森で将来キャンプする”
なんて、どうでしょうね♪森ができるまでは、何度も植樹やメンテナンスにその地域を訪れて、どんどん愛着を持つようになる。これは、植樹を通じて第二の故郷を作り出す
グリーンツーリズムにもつながるんじゃないかな。どこかの地方が協賛してくれる、その原型を作れたら・・・なんて夢想するこのごろ。同じ志のメンバーで少しずつでも動かしていけたら素敵ですよね。
世の中に貢献できて、さらに自分の第二の故郷を創る。こういう新しい形態の観光こそ、必要なんだと僕は思う。
どんぐりプロジェクト、です♪

最後に日和田高原キャンプ場付近の画像を・・・冷え込みが厳しくなる晩秋は、こんなスコーンとした気持ちのいい秋空が堪能できます。もちろんキャンプ場はガラガラ。これからは、本当にキャンプ好きな方だけがサイトにやってくる、本当のキャンプのオンシーズン到来です。
◆参考記事リンク◆
・
オール電化再考・
オール電化は環境に優しい?・
オール電化でCO2増加!企業のウソ・
オール電化は危険がいっぱい
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テーマ:エコロジーライフ - ジャンル:ライフ
こんにちは。
最近エゴなエコが多い気がしますね~。
CO2に関してオール電化がそのメリットを発揮するのは近い将来の太陽光発電の普及を待たないといけないですね。。ほぼ自給できるようになれば、EVもあわせて利用するとかなりの削減量になるのでしょうけど。
風吹くと桶屋が儲かる的に繋がっていくので、
何をすればいいか?は難しいですねぇ(^^;)
矛盾のないサイクルを考えだすと・・・
まぁ~た寝られなくなっちゃいました。。。
「自分たちの作った森でキャンプ」!!!
スススステキ過ぎ!ナイス!!
ワタクシは今まで「広葉樹林の方がカコイイ」と思ってるだけでしたが、それがもし可能になれば一石二鳥のアイディアですね。
しかし、善意を銭に変えるのはいいかげんにしてもらいたいモンです。
つか、消費者として、もちっと考える事が必要なのかもですよね。
山盛りキャンプ道具を買ってる身分としては、「これでエコとか言っていいのか?」とか考えちゃいます。。。
以前テレビで「どんぐり銀行」のお話を観ました、子供たちが森でどんぐりを集めてそれが通貨の様な扱いで貯金するんです、銀行はそのどんぐりから苗木を育て森を作るような話だったと思います。
まさにユウさんと同じ考えのプロジェクトは存在していると思われます、是非参加してみたいですね。
★ぱるさん★
日本だと風力はダメなのでしょうかね??太陽光に、地熱、水力、それに・・・波力なんかが実用化されればクリーンエネルギー比率もぐんと高まりそうですね。
それよりも前に、9電力を統合しないとダメでしょうね。電力をフラットに、日本のどこにでも融通できるような体制作り、重要ですよね。
それと、電力の民間からの買い入れ体制。課題はいろいろありますが霞ヶ関はこういうことはメンドクサイので手をつけないかもしれないですね・・・
★monkichi88さん★
寝酒、いかがですか(^^;;;
それにしても、うまくリサイクルの辻褄をあわせるのって、かなり難しいですよね。
フリースも、リサイクルより新しく作ったほうが資源を使用しなくて済むという話なのだから、何がいいのかわからなくなっちゃいますよね・・・
オール電化、エコ商品、グリーンなんちゃら、等々。
本質を見る事が実は大事、少なくともオール電化は....ねえ~^^;
世の中のこう言った動きをあまりうさん臭そうに見過ぎるのも、寂しいが、踊らされずマイぺーすかね。
木を植えた男の話、だったかな。やる事をやればいいってことだなあ。
僕のキャンプ場も今回の記事を踏まえて考えたいと思ったね。まあ、小さい場所だが....その辺りの話をユックリと....
★いのうえさん★
ね! 一石二鳥でしょ!?
こういうことは一個人が唱えても効力が無いので、NPO法人を利用しようと思ってます。
自分たちで環境に貢献しつつ、素晴らしいキャンプサイトも手に入れる・・・やりたいなぁ・・・ちょっとずつ模索してみます♪
★横道さん★
どんぐり銀行ですか?!
夢のある物語ですね!
まさにそれです。
カーボンオフセットにブナ(ミズナラ、ナラ、クヌギなど)を利用します。
荒れた杉の人工林で持ち主のわかっている山林の植樹を許可を得て実行し、将来的には美しい広葉樹の自然林を蘇らせようというものです。
ブナなどは地中深く根を張るので、地盤の安定にもなるし・・・こうした活動に賛同して人がそのエリアに通うようになれば地域の活性化にもつながると思うのですが・・・
★野宿屋さん★
そういえばノブさん、プライベートキャンプ場、作っているんでしたね!どんな風になるのか、ものすごく楽しみです。
ところで、何て呼べばいいのでしょう?
ノブさん?野宿屋さん?・・・・(笑
野宿屋ノブさんなんていう案も(^^;;
「オール電化はエコ」
のエコはエコロジーではなくエコノミーだという説もf^_^;
どんぐりプロジェクト、素敵な話です。
7年くらい前、息子と初キャンプ(野宿?)に行ったとき、川へ降りる階段の隙間から、芽を出していたドングリを、息子が見つけ、その場ではどの道育つことが出来ないので、持って帰って、植木鉢で育てました。
葉っぱからそうやらミズナラの木のようです。
もうそろそろ、元の荒川源流方面の某地に戻そうかな~なんて、記事を見て思いました。
よろしいですな~こーんな夢あるストレートな言葉、久々に聞きましたぞ はでじゃなし、すごくもなし しかし誰もができる地道な事というのが重要なんですな 小生も及ばずながら 山でどんぐりをひろったら、それを育ててみることにしましょう ウンウン
内需が冷え込み、日本ブランドが競争力を失いつつある中、「エコ」とやらで生まれたカネが巡り巡って自分の懐に入ってくるのかもなあ……と思えば、別にそれもアリなのかなと
複雑でするなぁ~ん~~日本はヨーロッパからCO2排出権を膨大な金額で買わねばならなくなる~~というよなニュースをちょっと前に見ましたでする となると~~このまま行くと日本はさらに萎みそうでするな~~やっぱりCO2削減しないと~~将来なさそうでするよ^^;;
エコエコいっていても、所詮は企業の経済活動が中心です。ホンキで地球がどうなるか心配している企業やヒトは多くないでしょう。
このドングリ苗木育てて、山に植える計画、しっかりとその地域の生物多様性を管理して、向こう数十年、間伐や下枝切り、やれる体制をそれこそ「街おこし」として取り組みたい自治体、あるでしょう!
★ravenさん★
な~るほどです
エコノミーですか!
しかし、エコノミーということはそれだけエコロジー?
ここのところがよくわからないです(^^;;
エコノミーがエコロジーだといいんですけどね♪
★風さん★
え・・・ストレートですか・・・テレマますね(^^;
でも、買わない、使わない、もいいですが、木を植えよう・・・って、シンプルでいいと思いません?
★P.T.さん★
たしかに、大あり、ですね。
エコはビジネスチャンスですから。
ですので、企業だけにまかせておかないで、
自分たちで、それも、自分たちの嗜好にマッチするかたちでできたらいいかなぁ・・・・って思いました(^^;;
プライベートキャンプ場なんですけど(笑)
発電に関係する仕事をしたことがあるのですが、風力に関しては、安定的な風況を得られる、ある程度まとまった場所というのが日本ではなかなかないのが実情のようです。
夢のエコ発電としては京大の松本教授が提唱されてる宇宙太陽光発電というものもあります。巨大な太陽電池を静止軌道にのせてマイクロ波で送電するというものです。天候の影響をうけずコンスタントに太陽光発電ができるというメリットがありますが、マイクロ波送電の危険性の問題などもあって、まだまだ夢の技術ですが。それでも核融合などと違って既存の技術の組合せで実現可能で、お金さえ投入すればなんとかなるようです。10カ年プロジェクトで3兆円を投入すれば建設可能という試算だとか。
資源枯渇の問題を考えるとこういう夢の技術も世界をあげて取り組まないといけないですね。
なんか長々とすみません! 私は、とりあえずドングリを植えることからはじめます。
★たるたるさん★
う~~~~ん
ムズカシイですね。
こういう難しくて複雑系(非線形的)な部分に入ってしまうと、脱出できなくなります(笑)
基本は本当に気持ちいいこと。
ブナの森って気持ちいいし、ブナの森から生まれる水は美味しいし、ブナの森は堆肥も豊かだし、ブナの森は餌も豊富だし・・・縄文時代からブナの実は重要な食料源だったし・・じゃあ、杉の人工林に変えられてしまったそんな原初の森を復活させちゃいません?っていうプロジェクト。
これを推進するには、錦の御旗ともっともなスローガンが必要だから、カーボンオフセット(^^;; これで、企業の協賛と地域の後援を獲得しようと思ってます。
★taiponzさん★
こんにちは。
GreenPlus!!
御社のカーボンオフセット・ビジネス、ぜひCubNatureでもタイアップ・・・といいますか、アライアンス構築を希望します。
御社あるいはNPOの設立によって、そこを主体に「どんぐりプロジェクト」構想をビジネスとしても成り立つようにプランニングして、パブリシティによって一気に日本で実施しませんか?
もしよろしければ、カーボンオフセット(どんぐりプロジェクト)会議開催するのはいかがでしょう?
有志の方も自由参加で・・・まずは顔合わせなどできれば、と思います。
見返りは、参加者のためのプライベートキャンプ場では(^^;;
★kimatsuさん★
おおおおお、詳しいですね~!
kimatsuさんて、そんな素晴らしいことをなさっていたのですか!
カストロの演説ではないですが、
世界の国が軍事費を世界の人々のため、世界の未来のために使ったなら実現できるプロジェクトでしょうね。
これなら私にもできそうです。どんぐりをひろって、育てて、苗木になったら、それをたくさん持って、植えられる場所があれば、そこに迷わずいくかもです。 あまりにも遠いと無理ですけれど、植樹?といえばいいのか、苗木を植える人は、どこかに野営指定地を作ってもらって、そこにキャンプできたらいいなー!! 地元の産品も売ってて、それを買って料理して・・・みな同じ目的の人ばかりだったら、仲間になれそうで楽しいだろうな!
上にコメントしていたTAIPONZさんと組めばできそうじゃないすか?
taipnzさんとは、現在やりとりしています。
なにがしか、カタチにできればいいな、と思っています。進捗は、そのうちご報告します♪
グリーンプラス。
グッドタイミングですね。想いをカタチに。
フムフム....
えーーーーー! えらいこっちゃ!
みんなのプライベートキャンプ場!?
小生も参加しますぞ。
面白そうだし..w
★野宿屋さん★
そうなんです。
記事のおかげで、グッドタイミングで面白い会社とつながりました。
近々、ミーティングをしてきます♪
★風さん★
了解です。
その前に、プロジェクトをプロジェクトとして成立させるための課題、目的、意義、目標、アクションプランなど作ってみます。
これがないと、誰も見向きもしてくれませんので(^^;;
最近エゴなエコが多い気がしますね~。
CO2に関してオール電化がそのメリットを発揮するのは近い将来の太陽光発電の普及を待たないといけないですね。。ほぼ自給できるようになれば、EVもあわせて利用するとかなりの削減量になるのでしょうけど。