
にごり湯と北欧的な自然を堪能
蔵王といえばすぐに思い浮かぶのは樹氷でしょうか。しかし、僕は蔵王の樹氷を写真集でしか見たことがありません。樹氷の佇立する蔵王でスキー滑降できたら、きっと気持ちいいでしょうね。
そしてもうひとつ連想するものがあります。それが
蔵王温泉です。たしか温泉番付で東の横綱に輝いたのは鳴子温泉。僕は鳴子の早稲田桟敷と大滝の湯のファンを自認しているのですが、それでも横綱かと聞かれれば・・・断言できません。たとえば万座温泉や草津も素晴らしいし先日記事にした大野平キャンプ村間近の赤湯もじつに風情たっぷりの上質な湯です。
で、蔵王温泉も負けず劣らず、むしろ横綱に並び立ってもいいほどの温泉。こうした番付は誰がどのような基準で作っているのでしょうか。なんて前置きが長くなりましたが、この東の雄である蔵王温泉から目と鼻の先にある、日本離れしたヨーロッパ的な自然の中にある設備充実の無料キャンプ場が
西蔵王公園キャンプ場です。
ここは以前、雪中キャンプでお世話になった思い出の場所。場所は山形市から蔵王に向かって高度をあげた先の高原。気持ちのいい高原道路を車でどんどん登ってゆくと・・・周囲の木立が白樺まじりのブナ林に一変します。その北欧の森のような明るい景観とカラリとした気持ちいい空気に思わずニンマリしつつ深呼吸。気持ちいい!


車を公園内のゲートの奥に用意されているキャンプ利用者のための専用駐車場に置いて歩くこと100メートル。ブナやミズナラ、白樺の明るい林の中に東屋が見えたら、そのあたり一帯がフリーサイトです。
GWの5月4日の利用者は広大な敷地に4組ほど。いつものことながら、ここは
空いています。空いているとは言っても、設備は充実していて、男女別の水洗トイレに高規格に近い炊事棟や照明も完備。おまけにサイト横にはターシャの庭の写真集にあるような神秘的な池まであります。
ここの素晴らしいところは、まだまだあります。
なんといっても、山形市を眼下に見渡せる眺望。刻々と日が西に傾いて、夜空が紺碧に染まる時刻になると・・・ものすごいきらびやかな夜景が一望できます。おまけに、こんなに広くていいの?と思えるほどのアスレチック施設も。

明るい白樺林が作り出す北欧的な環境の中、釣りができアスレチックで子供も遊べ散策路も整ったうえに、夜はうっとりするような夜景が眼下に展開する、まさに夢のようなキャンプ場です。
蔵王温泉もすぐそばだし、いつも空いている・・・こんなキャンプ場が無料なんですから利用しない手はありません。夏だって木陰の風は涼しいし、朝夕の気持ちよさったらありません。ここならファミリーでも美しい自然を心行くまで堪能できるに違いありません。ファミリーではなく、オフロードを堪能しつつワイルドキャンプという場合は蔵王坊平国設キャンプ場を利用します。夏は、蔵王坊平のほうが多いかもしれません(^^;
もしも僕が東北に住んでいたら、田沢湖のキャンプ場と西蔵王公園キャンプ場(夏場は蔵王坊平国設キャンプ場)に入り浸るでしょう。もちろん、人にあまり教えたくない素晴らしいキャンプ場ベスト10のひとつです。
※蔵王温泉は源七の湯の大ファンです!
【西蔵王公園キャンプ場】◆場所:山形県山形市大字岩波 上桜田地内 西蔵王公園内
◆連絡:023-655-5900(公園内キャンプ受付)
※ここは当日予約もできます。
◆期間:4月~11月
◆サイト:テント約25張り
◆料金:無料
◆設備:男女別水洗トイレ(ペーパー完備・清潔)、炊事棟など。
※ここを利用する際には、多少道具類をシンプルにしておくと運ぶのが楽になります。サイトまでの道は砂利道で荷台などは利用できません。何度か往復しても、その労力に報いてくれるだけのものは得られると思います。
※近くに池があるので夏場は蚊がいますが、蚊除けスプレー、蚊取り線香で撃退できます。おすすめです。
◆
地図はこちらhttp://outdoor.blogmura.com/ target="_blank">
- 関連記事
-
テーマ:キャンプ場情報 - ジャンル:趣味・実用
蔵王ですかァ~・・・
ここもヨカですね~・・・