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ユウ
Author: ユウ
クラブネイチャー管理人ユウです。犬を連れ、キャンプを愉しみながら、ハイキングやクライミング、沢登り、カヌーを楽しんでいます。仕事はコピーライター、プランナー、PR。
都内から房総に移住し、山恋しくて、今は丹沢の山並み見える神奈川にUターン。

ジムニー(JB23)をキャンプと林道専用の遊び車として愛用中。

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クラブネイチャーは、山とシンプルキャンプスタイルのためのアウトドアBlog

マナスル 懐かしのブラスケロシンストーブ

070412_H.jpg


逸品CLUB


久しぶりにクライミング道具一式を収納しているTOOLラックの整理を行い、ついでとばかりに納戸をごそごそやっていたら・・・! 非常になつかしい道具を発見しました。

それは“MANASLU 96 Stove(マナスル96)”。山岳部に所属していた学生時代に使用したストーブです。オートキャンプではあまり馴染みはありませんが登山者の多くは、この形式のストーブを携えて山に登ったもの。別名“ラジウス”などとも呼ばれ、慣れないと扱いにくい。

扱いにくいゆえに山を始めた10代前半の頃、これをカンタン自在に扱える先輩の姿を前に、密かにスゴイなと思ったものでした・・・

名称の“ラジウス”ですが、これは製品名です。プリムスから分かれたグループがストックホルムに立ち上げた会社が“AB Radius”。これがラジウスの起源です。

戦前にはすでに日本にラジウス製のストーブが入っており、登山黎明期の多くの岳人に愛されていました。それゆえに日本でブラスケロシン型の携行ストーブといえば“ラジウス”と呼ばれるように。逆に欧米では携行ストーブのことを“Primus”と呼びます。どちらにしてもスウェーデンの製品です。

学生時代の山岳部には、古い本物のラジウスが何台もあって、それをキスリングという帆布製のザックに詰めて山に登りました。当時の山岳部ではプリムス、オプティマス、ラジウスあたりがスタンダードなストーブ。このラジウスが経験を必要とする代物で、充分にプレヒートしないとすぐに黒いススをあげて、挙句の果てには目詰まりを起したり、気化しない灯油が噴出しメラメラと火柱があがったり漏れ出したり・・・。

慣れればプレヒート時にわざと灯油の生ガスを出して、それに引火させてプレヒート。しばらく微調整しつつ手早くポンピングして見事に着火という業もありました。これができると非常にかっこよかった(笑)

ともあれ、山岳部で最初に教えられるのがラジウスの扱い方とキスリングのパッキング。操作に習熟すれば、本当に無造作に点火しゴウゴウと威勢の良い音で青い炎を吐き出し、たちまち風防のリングが真っ赤に赤熱します。使用する前に必ず目詰まり掃除をする、という儀式も今考えればとても懐かしいものです。

070412_1.jpgマナスルはその後、個人山行のための装備としてそろえたものです。もちろんワンタッチでカンタンなガス式ストーブもありましたが、なぜか小型のマナスルをふたつも買ってしまいました。なぜ2つ?と今さらながら思いますが、理由は全くわかりません(^^;;


Manaslu 96Stove(マナスル96)
燃料:灯油
タンク容量:0.25リットル
タンク直径:115mm
高さ:172mm
重量:620g

070412_2.jpgマナスルは現在も生産されている国産ストーブで、世界的にも貴重です。命名のマナスルですが、これは昭和31年に日本登山隊がヒマラヤのマナスルに初登頂し、日本では登山熱が燃え上がる。こうした中、ラジウスなどのブラス&ケロシンストーブを参考にして国産で開発され、昭和32年の発売に“マナスル”の名が冠されました。

最初の製品名は飯塚運動具製造株式会社のブランドであった“ホープ”のついた“ホープ・マナスル”。後にホープという社名に変更されましたが、やがて解散。現在は株式会社吉川製作所で製造されています。納戸から出てきたのは、この吉川製作所バージョンです。

とにかく、これを期にマナスルを復活させようと思っています。不便なのはキャンプ全てに言えることなので・・・。 ※あくまでもキャンプ。山目的の登山は便利で軽いガスです^^;;

快適便利を求めてキャンプに行くのではなく、なるべく自然に近いところに分け入って、普段の生活で遠のいてしまった自然と対面するのもキャンプの醍醐味のひとつ。それに子供達にもこうした道具を扱うことで道具への愛着を持ってもらいたいな、などとも思っていたりします(^^

ノーベル賞生理学者コンラット・ローレンツは、文明化された人間は「快を求め、不快を避ける」ことに慣れ過ぎ、本来の生命力、抵抗力を弱めている。快楽を得ることに慣れ、喜びが鈍化して達成意欲を失い、不快を避け続けて許容力と抵抗力を失っている・・・というようなことを言っています。

であればキャンプとは、できるだけ文明の便利さから離れて、本来の自然と向き合うこと。それは不便であり、文明的暮らしから見れば不快を伴ない・・・しかしそこには自然が与えてくれる大きな悦びを得られる、のではないのか。

まあ、なんにせよこんな能書きなんかどうでもよくて、どうせキャンプするなら文明臭さなんてものをできるだけ切り捨ててシンプルでナチュラルな時間を過ごしたいものです。キャンプ道具をブランド志向で、あれこれそろえる喜びもあるのですが、しかし道具もなにもかもシンプルにして出かけてみると、不便だからこそ見えてくる何かがあるような気もします。

たとえば人気のキャンプ場の上位にはオートキャンプできないキャンプ場がけっこうランキングされています。それは静かで、シンプルで、自然の音に満たされた時間が過ごせるからなのかもしれません。そういえば僕の好きなキャンプ場は上高地の小梨平キャンプ場と、それよりもずーっと奥の穂高を仰ぎ見る徳沢園のキャンプ場です。

スウェーデンの友人が何かの折にふと言った言葉があります。

車は自然の入り口まで行ければそれでいい・・・たしかこんなことでした。僕がオフローダーを購入しようとしていて、それを彼に告げた時のことでした。自然の中に入るのは、あくまでもマンパワー。自分の二本の足と背中のバックパックだけでいいんだ、ということなのでしょう。自然を大切にする彼らしい言葉です。プリムス、ラジウス、オプチマス・・・多くのアウトドアの道具を生み出し、また庭に垣根などを作らず誰でも自由に人の庭に入って愉しむことができる、全ての自然を全ての人の共有財産と考えるスウェーデン人らしい言葉です。

optimus.jpgさて、これはずーっと気になっているストーブのひとつ。OPTIMUS No.123R SVEAです。

タンクの上で固形燃料などを燃やしてプレヒートするだけで加圧しなくても燃やせるシンプルストーブ。小学生時代、熱中して眺めていた海外のバックパッカー雑誌で、写真の中のバックパッカーたちの多くがこのOPTIMUSの“123R SVEA”を愛用していたものです。まだ売っているので、今のうちにこの名機を手に入れておこうかと真剣に考えています。

それと、大切なストーブを永く使うために必要な小物を・・・残ったガソリンやケロシンを抜き取るポンプです。古くなった燃料は燃焼部分に影響するので、数ヶ月使用しないようなときは、このポンプがあれば重宝します。

Coleman(コールマン) 残ガソリン抜き取りポンプ
Coleman(コールマン) 残ガソリン抜き取りポンプ


これを給油口に差し込んで加圧すれば、内部に残った燃料が出てきます。燃料は燃料缶などに入れて、温度変化のない場所に保管すれば完了。あとは加圧部分の小穴からリュプリカントのオイルを数滴注入。それでもスカスカと加圧に不都合がでたら内部のポンプカップを交換。これは非常に安いので予備を持っておくといざというとき安心です。

とにかくも・・・こういった懐かしいマナスルを引っ張り出したのですが、これをバックパッキングで使うか、と聞かれれば答えは”NO”。

小さなマナスル96でさえ1キロ近い重量(830グラム)があり、1時間半分の燃料を入れれば1キロオーバー。収納もかなりかさばるし、今現在の道具からすればかなりツライ。実用を重んじればガスになるだろうし、分離型の白ガソリンの優れたストーブも数多く発売されている。

これは、何か機能とは別の付加価値を求めた人がチョイスするのか、それはわからないけれど、少なくとも今の僕は、自宅や小屋泊まり山行、それにオートキャンプ以外では使わないと思う。

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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

                                               
Comment


こえは、懐かしいですな。
昔、山岳部でこれを使用していたものです。時流れ今ではすっかりガスストーブ派に転向です。また遊びにくることにします。懐かしいものを見させてもらいありがとう
  • 2007/04/20(金) 16:46:51 |
  • 国昭|URL
  • [編集]


僕も、もっぱらガスと白ガスを使用しています。灯油は燃料費が安価でいいのですが、マナスルは本体が重くて・・・でも真鍮の輝きって、美しいですよね~♪
  • 2007/04/20(金) 23:47:48 |
  • ユウ|URL
  • [編集]


へええ、
こんなの持ってたのユウさん。
現在だと活躍の場がないのでは?
僕はユウさんがご紹介している
123を持ってますよ。
これは圧入れられないので
炎が安定するまで
とても時間がかかるのですよ
イラスト、新しいカラーのサングラス
入れておきましたので
chao!
  • 2008/07/17(木) 22:14:13 |
  • KenT|URL
  • [編集]

★Ken.Tさん★


★Kenさん★
Kenさん、コメントしておられたんですか?!
この記事の画像を整備する今まで気付きませんでした。もし引越ししなければ、このコメントは永久に埋もれたままだったかもしれません(^^;;

ごめんなさ~い!!

123Rは、いま最もほしいストーブです。技術が進化したとしても、123Rのようなストーブは、何時の時代も普遍の価値を提供してくれる素晴らしいツールです。

新しいものを求める道から、今まであったよきモノを見直し、それを愛着を持って使い続ける道を歩こうと思います。

イラスト、いつも感謝します。このイラストのジェネレータ教えていただきましたが、けっこう面倒なので、またお願いします(笑
  • 2008/09/25(木) 23:25:35 |
  • ユウ|URL
  • [編集]


マナスル、なつかしいなあ
こんなの昔、使ってました。
  • 2008/12/05(金) 23:24:18 |
  • fumi|URL
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