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ユウ
Author: ユウ
クラブネイチャー管理人ユウです。犬を連れ、キャンプを愉しみながら、ハイキングやクライミング、沢登り、カヌーを楽しんでいます。仕事はコピーライター、プランナー、PR。
都内から房総に移住し、山恋しくて、今は丹沢の山並み見える神奈川にUターン。

ジムニー(JB23)をキャンプと林道専用の遊び車として愛用中。

メールは下記まで
info.clubnature#gmail.com
(メールの際は#を@に入れ替え)

【好きな山】
甲斐駒ケ岳、秋田駒ヶ岳、水晶岳、北岳、烏帽子岳(乳頭山)、丹沢山

【好きな曲/アーティスト】
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クラブネイチャーは、山とシンプルキャンプスタイルのためのアウトドアBlog

露天風呂とスノーキャンプが堪能できる八ヶ岳・本沢温泉

070929_h_20090227100936.jpg


八ヶ岳・本沢温泉の山小屋の愛すべき好々爺
旧ブログ記事リニューアル:下部にスノーシュー向け情報追加


八ヶ岳、硫黄岳の爆裂火口を間近に見上げる場所にその山小屋とキャンプ場はある。

それが本沢温泉。八ヶ岳の鋒ゝを縦走してきた登山者が下山路に選び、疲れた身体を癒しに訪れる場所であり、またここのテント場をベースに横岳、硫黄岳、天狗岳、赤岳などに足を伸ばしもできる。

テント場と書いたけれど、ここのテント場は実に気分がいい。晴れていれば、それこそ針葉樹の梢の間から荒々しい八ヶ岳の山々が望め、冬は冬で、雪煙立ち上る遥かな山並みが視界いっぱいに広がる・・・こんな景観を四六時中眺めることができるうえ、硫黄臭ぷんぷんの真っ白な温泉が楽しめるのだから言うことなし・・・

山小屋と少し隔たった場所に立つ温泉小屋の中は昔と変わらぬ湯船だけのもの。底にはぶあつく湯の花が堆積し、湯に入るともうもうとそれが湯の中いっぱいに舞い上がる。鉄分も豊富と見えて、酸化してもいるようだ。特筆すべきは露天風呂。沢の斜面にこんこんと自然湧出する硫黄泉だ。

僕は八ヶ岳に登るときは、たいていこの本沢温泉に立ち寄ることにしていたが、すでに10年近くも行かずじまいになってしまっている。

この小屋にかつて“もくさん”と一部の登山者たちから呼ばれる小柄な老人がいた。かれと初めて出会ったのは三月の重い雪に覆われた本沢温泉への登山道であった。

登山道の両側に膝丈ほど出ているのは、夏場であれば数メートルもある立派な針葉樹のてっぺん部分。八ヶ岳の豪雪はその木々さえも埋めてしまうほど猛烈なもの。夏道などこの雪の前には跡形も無く消えてしまう。

雪の森の中で前夜一泊し、晴れ渡った真っ青な空の下、眩いばかりに輝く雪の中をクライミングギアの収まった重いザックを背にカンジキをひきずるように歩いていると、背後にざくざく・・・という人の気配。振り向くと険しく逞しい山男の表情をたたえた一人の小さな老人が、背の背負子に荷を積んで軽快に歩く姿があった。

彼は鋭い一瞥を僕らに向けると無言で走るように歩き去ってしまった。以前、雪の黒部で出会った山に生きる老人と同じ雰囲気を後に残していた。

僕らは彼の残したトレースをたどりつつ本沢温泉の小屋に至った。そこにいたのは先ほど僕らを追い抜いていった老人だった。カンタンな食事の後、小屋のストーブにあたろうと訪ねると、ストーブが赤々と燃える大部屋にはその老人と小屋番の若者のふたりきり。小屋番の名前は忘れてしまったが、アルバイト君は当時の僕と同じ年頃だったように思う。

こんな季節、ここを訪れる人はまばらだった。夏場は込み合う大部屋は、ストーブのヤカンの湯気の音ばかりが静かに聞こえ、ランプの光に暗く沈んでいた。

そこで意気投合し、お互いに酒を持ち寄って飲むうちに、さきほどの老人が隣で静かに酒を飲んでいた。彼は時々ジェスチャー交えて口をぱくぱくさせながら若い小屋番と話をしているようだった。老人は、耳が聞こえなかったのだ。

昼間の厳しい表情は姿を隠し、目の前には顔をくしゃくしゃにした楽しそうな好々爺がひとり。僕がこれから山を越えて向こう側に聳える岩塔(大同心)をアイスクライミングするのだということを身振りで伝えると、顔に厳しさが戻った。

そして天狗の鼻を作ってそれを折る真似をしたり、首を絞めるジェスチャーを交えて、山のルートを繰り返し指し示す。どうやら雪崩の危険性のあるルートを懸命に伝えようとしているのだと直感した。

「夏道の、そこのルートは雪崩が多い」「人がたくさん死んでいる」「お前達もそこに入ると死ぬ」「お前の連れは天狗(自信過剰)になっているから、そいつは危険だ」ということを何度も繰り返すジェスチャーを前に読み取れた。

彼の名は“もくさん”だと若い小屋番が教えてくれた。気に入った人がいるとその人の上に乗っかってしまったり、夜シュラフに潜り込みに入ってしまうんですよ、と笑う。案の定、でろでろに酔っ払った彼は僕の胡坐のうえにまるで子供のように座り込んでしまった。

そのうちに、そのままはしゃいだあげく、お漏らしをしてしまった(笑)

翌朝、テントを撤収して出発の挨拶に小屋に出向くと、そこには別人となった“もくさん”がきびきびと動いていた。彼の目は山男そのものの鋭い眼光を放って、目が合ってもにこりともしなかった。きっと昨夜のことなんか忘れているのだろう。

この後、何度か彼と酒を飲み、そのたびに別人のもくさんを体験したが、彼は今どうしているのだろう。まだあの小屋で働いているのだろうか・・・冬の足音が聞こえる季節になるたびに、いつも彼のことを思い出してしまう。

今度はバックパッキングを目的に本沢温泉のテント場を訪れてみてもいいかな、と思っている。ここはシンプルキャンプのサイトとして、上高地の小梨平とはまた違った気持ちよさにあふれている天国です。

◆アプローチ情報◆
八ヶ岳登山地図を片手に、冬装備でスノーハイクをエンジョイ

090227_1.jpg
(こんなイメージで雪の森を歩けるのが「みどり池」周辺です)


090227_map.jpg最も気軽なアプローチは稲子湯からしらびそ(みどり池)小屋を経て本沢温泉に至るルート。スノーハイク感覚で行くことができます。本沢までのトレイルはスノーシューの格好のコースにもなります。最初は林道を何箇所か横断しなければなりませんが、八ヶ岳の真っ白な森の中に、煙突からケムリをくゆらすしらびそ小屋を見れば、なんだか夢の国に来たような錯覚が楽しめます。

このしらびそ小屋はとても気持ちのいい小屋で、利用者もそう多くないのでのんびりすることができます。稲子湯からボクの場合は1時間半~2時間ほどで到着。ここで一泊して、付近の森をスノーシューで思い切り楽しむのも最高です。

ここから本沢方面に、雪のトレイルを歩くと、小さな清流を越える場所があります。ここの右側には森の中にポカリと小さな雪原が広がります。夏場は草原で、キャンプ指定地になっています。水は目の前の清流を利用します。ここでスノーキャンプするのも、実にワイルドでロマンチックです。

090227_2.jpg


さて、このまま深い雪道のトレイルをサクサク、真っ白な風景を楽しみながら歩けば・・・やがて本沢温泉の山小屋に到着します。時間はみどり池から1時間半~2時間ほど。しかし、これはあくまでもボクの目安なので、スノーハイクということで登山地図のコースタイムに3割り増しを想定しておいたほうがいいと思います。場合によっては、本沢の手前の「しらびそ小屋」を目的にすれば週末の連休でスノーシューを充分に楽しめると思います。

積雪が多いので、足元に木の梢(こずえ)が顔を出している、なんとも不思議な世界が楽しめると思います。GWまで、スノーハイクは楽しめます。車でのアプローチでしたら、稲子湯で有料で駐車することができます。一日止めてもそんなに高くは無いのでだいじょうぶです。とにかく、スノーハイク(トレッキング)したいと思ったら、まずは登山地図を(あくまでも雪山ですので自己責任で)。

あ・・・そうそう、この稲子湯、実は真っ赤な最高の温泉ですよ。ここに投宿して付近の白樺の森でスノシューイングやクロカンスキーが楽しめますが・・・眺望が雪の森なので、それでもいいという人向きですね。電車の場合、稲子湯までの町営バスは冬季はありませんが、そのかわり宿拍車の送迎バスは来てくれます。登山家であり随筆家の西丸さんは若かりし頃、始めたばかりのスキーを持って宿泊して山スキーの練習をした山麓の出湯です。車で行けてしまいますが、なかなかいい山の宿です。

◆本沢温泉
南佐久郡南牧村海尻 国定公園内
本沢直通:090-3140-7312
HPはこちら
周辺地形図はコチラ

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Comment


もくさん、元気にされてるといいですねー
しかし、失禁されるとは....よほど楽しかったんでしょうねw

ここはそのうち行こうと思っておりました!
今年こそ...と思いつつもなんやかんやで今年は断念。
あいや、断念したのは冬の話で、これからの季節も捨て難いですよね。

温泉横もいいですが、ちょっと先の清流沿いの場所が気になります~
  • 2009/02/27(金) 15:11:25 |
  • いのうえ|URL
  • [編集]

★いのうえさん★


もくさん、だいぶ歳だったから、もういないかもしれないですね。

清流横の野営適地ですが、みどり池からすぐの場所です。現在は、指定地ではなくなってしまっているかもしれませんが、でも雪のあるうちでしたら、とても快適な一夜を過ごすことができるはずです♪

実は・・・原稿が仕上がったので、今から八ヶ岳方面に行ってきます(^^ v
  • 2009/02/27(金) 16:15:26 |
  • ユウ|URL
  • [編集]


山登りをしない僕から見れば、「ずるい」と思わせる温泉とテント場。
そして山小屋ともくさん。
世界は広いなあ。

★野宿屋ノブさん★


もっともっと、ものすご~くズルイって思われちゃうような温泉があります(^^ゞ

もくさん、ほんとうに味のあるご老人でした。かなり誇り高い方で、日常では、人の上辺の作り笑いを見抜いてしまうような人でした。お酒が入ると、もう人が変ったようにベロンベロン・・・(笑 いい人だったなぁ・・・
  • 2009/02/27(金) 22:28:41 |
  • ユウ|URL
  • [編集]


青みがかった森の写真見てたら、ウルッときてしまいました。。。
  • 2009/02/28(土) 00:01:17 |
  • monkichi88|URL
  • [編集]


キタキター!
今年は行こうと思ってる本沢温泉+スノーシュー!
ジャストミートでございますよ。

再来週かなっ♪
  • 2009/02/28(土) 07:28:57 |
  • nut's|URL
  • [編集]

★monkichi88さん★


自然の持つパワーでしょうか
雪山で、夜、テントから出ると、青い世界に一面の靄が風にレースのカーテンのように揺れていました。言葉がありませんでした。
  • 2009/03/02(月) 08:22:59 |
  • ユウ|URL
  • [編集]

★nut'sさん★


本沢までのトレールは、アップダウンがあるので、スノーシューは逆に歩きづらいかもしれないですね。でも、雪が降ったあと、しらびそ小屋から本沢までのルートは、雪の森の中、とても気持ちいいです♪
  • 2009/03/02(月) 08:33:57 |
  • ユウ|URL
  • [編集]


ブログを見るのをとっても楽しみにしています☆これからも楽しく読ませて頂きますね(*^_^*)
  • 2010/12/24(金) 12:00:33 |
  • 小山@美容院|URL
  • [編集]

★小山@美容院 さん★


ここのところ、ずーっと放置しっぱなしで恐縮です・・・
今週末も山で、次の更新はいつになるのやら・・・
見放さないでくださいませ^^;
  • 2011/01/06(木) 09:37:58 |
  • ユウ|URL
  • [編集]
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