
奥日光の伝統ある穴場キャンプ場以前、涼しくて気持ちの良い湖キャンプが楽しめる日光“菖蒲ヶ浜キャンプ場”というような記事をアップしましたが、このお盆時期には全く当てはまることなく、ものすごい混みようでした。
完全フリーで予約不可のため、キャンプできないことはないハズ・・・だったのですが、それが裏目に出てしまい、もう朝から晩までひっきりなしにキャンパーが訪れ、僕のHEX3のシンプルサイトの周囲に大型テント&大型タープの壁が張り巡らされてしまったのです・・・
もしも、彼らがシンプルなサイトセッティングをしてくれたなら、恐らく密度は半分ほどになり、菖蒲ヶ浜の気持ちのいい環境が楽しめるのになぁ・・・
僕のサイトから見えるのは、陣地取り合戦さながらに面積確保をして縄張りを主張するキャンパーの道具ばかり。HEX3の前に遠慮がちに置いておいたバイヤーのチェアも、夕方やってきたキャンパーのロープと干渉してしまうため、撤去しました。
こんな菖蒲ヶ浜キャンプ場を見るのは、初めての経験です。iPodをステレオにつなぎ音楽を流したり夜遅くまでギターで単調なコードばかりをかき鳴らしたり・・・この時期のキャンパーは常連さんというより、ひと夏の思い出作り組が多いのだなぁ、と感じたのでした。
まあしかし、それはそれで
滅多に体験できない非常にホットな夏キャンプを体験できたわけですから、善しということでしょう。背後の木陰の小さなスキマに、大面積サイトにはじき出された格好のライダーたちの小さなテントがいつの間にか張られていて、この一角は不思議と心地よい空気が流れていました。
ライダーのひとりが挨拶に来ていろいろと話をしたところ、なんでも
戦場ヶ原キャンプ場が閉鎖になってしまい、菖蒲ヶ浜に流れてきたのだということでした。ということは、休暇村のキャンプ場もここ以上に混雑していることでしょう。日中の暑さが厳しい休暇村キャンプ場が芋洗い状態だと、地獄かもしれません。
今回、犬がいなければ、遊覧船で中禅寺湖を渡った先にある
千手ヶ浜キャンプ場に行ったことでしょう。もしくは
カヌーにキャンプ道具一式を積み込んで湖を渡ってアプローチするのも気持ちいいものです。
千手ヶ浜キャンプ場には遊覧船でしか行くことができません。そしてこの千手ヶ浜からさらに徒歩で浜辺を歩けば第二キャンプ場が見えてきます。
現世から隔離されたここは、数組だけに限定されているためとても静かでゆったりと流れ行く自然時間を味わいつくせる極上キャンプ場です。
さて、この日光・・・それも奥日光で伝統ある穴場キャンプ場といえば“光徳牧場”と隣り合わせにある“
光徳キャンプ場”でしょう。光徳牧場から続く散策路の先には学習院の山小屋があります。光徳のキャンプ場手前には牧歌的な建物があり、そこには光徳ミルクやアイスクリームなどが・・・

(この広大な森のすべてがキャンプ場。とても静かなブナとミズナラの森です。)
個人的にはここのアイスクリームはソフトクリームと違い、格別おいしいというわけではないのでオススメはしません(笑)
オススメはむしろ施設の裏側にひっそりと隠れているキャンプ場のほうです。以前は菖蒲ヶ浜、千手ヶ浜か光徳が日光の僕のキャンプベースでした。菖蒲ヶ浜のあまりの混雑度に光徳にキャンプを移そうかと思ったのですが、めんどくさいという家族の意見であえなく却下。家族は光徳キャンプ場未経験なので仕方ありませんね(^^;;
ここは昨年までは当日予約ナシで訪れてもOKだったのですが、管理人さんと話したところ、今年から運営が公営ではなく民間委託されたとのこと。利用するには予約が必要になってしまいました。

(水道にカマドが設置された、昔ながらの、それでいてとても清潔な炊事棟。)
広葉樹の見事な森の中には離れた区画で42サイトのものすごく気持ちいいサイトがありますし、貴重なペットOKのキャンプ場です。車の乗り入れはできませんが、駐車場からサイトまでは目と鼻の先なので、苦労はしません。

(ひとつひとつのサイトは離れていて、じゅうぶんな広さがあります。)
ここの素晴らしさは、なんといってもトレッキングの拠点になるということです。男体山、女峰山など登山のベースキャンプ地にもいいし、戦場ヶ原まで散策も可能。もちろん湯元や湯湖にも散策の足を伸ばせるんです。すぐ裏にはジムニーにぴったりの林道があるし、山越えすれば川湯の秘湯地帯です。
たぶん、次回の
お盆時期の日光は犬同伴でなければ
千手ヶ浜キャンプ場。犬連れであれば
光徳キャンプ場にしようと考えています。やはりお盆時期は、すさまじいです(笑) ほんとうに知名度の低い、誰も知らないような場所を選ばなければ、静かなキャンプはできそうもありません。

(お盆時期にもかかわらず利用者は、たったこれだけ。広大なサイトのほとんどが空いていました。ツーリングのライダーにとって、ここはうってつけの環境)
光徳キャンプ場は、もちろん利用者は5組のみでした。菖蒲ヶ浜キャンプ場と雲泥の差です。この環境を家族に見せたら「ここもいいよね」なんて言ってましたが、時刻はすでに昼過ぎ。こんな暑い最中に設営したくないので、こんどは僕が却下。ふっふっふ、です。
■光徳キャンプ場みずならの森場所:日光市字奥日光国有林1083 林班イ2小班
連絡:0288-55-0770
サイト:森 草地・土(約42サイト:目視による)
期間:7月19日~8月31日(要確認)
料金:一人2000円
施設:売店、炊事場、トイレ(男女別水洗)、管理棟
禁止事項:洗剤使用禁止、花火禁止、直火の焚火禁止、動物・昆虫・植物の捕獲禁止
その他:22時消灯(22時以降ランタンは光量を最小限に)、ゴミ持ち帰り
温泉:すぐそばの日光アストリアホテルで白濁の硫黄温泉が楽しめます。
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中禅寺湖畔の夢のトレイル
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しかし、良い環境ですねぇ。木々に覆われて涼しげだし、サイトも広そうです。
お盆のキャンプ場選びは骨が折れますね。(^^;)