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Zetterlund
Author: Zetterlund
クラブネイチャー管理人です。犬を連れ、キャンプを愉しみながら、ハイキングやクライミング、沢登りを楽しんでいます。仕事はコピーライター、プランナー、PR。
都内から房総に移住し、4年後に山恋しくて今は丹沢の山並み見える神奈川にUターン。
山と音楽と本があればシアワセ。

メールは下記まで
info.clubnature#gmail.com
(メールの際は#を@に入れ替え)

【好きな山】
甲斐駒ケ岳、秋田駒ヶ岳、水晶岳、北岳、烏帽子岳(乳頭山)、丹沢山

【好きな曲/アーティスト】
・マーラー/ベートーベン
・チャイコフスキー
・ラフマニノフ
・アンネ ゾフィー・ムター
・松田聖子
・ジョニー ウィンター/プリンス
・ウラディーミル・アシュケナージ
・アンドラーシュ・シフ
・フジコ ヘミング
・バレンボイム


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記事、写真などコンテンツを引用する際は、出典元として当Blogのクレジット表記をよろしくお願いします。
・相互リンクはしていません

・The Anglican Communion(N.S.K.K)
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クラブネイチャーは、山とシンプルキャンプスタイルのためのアウトドアBlog

津森山 房総の里山から眺める霊峰富士の威容

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房総は半島というだけあって、北半分と南半分では同じ千葉県とは思えにほどに文化が違う。下総、上総、安房というように違う国だったのもわかる気がする。※恵那爺さんのアドバイスにより訂正。

北にいれば、おそらく自分の住む場所を千葉と呼ぶかもしれないけれど、南に住んでいたなら、ボクだったら間違いなく“房総に住んでいる”と言うに違いない。

さて、この房総に移り住んでから、まだ一度も富士山を見ていないことにはたと気づいてしまった。以前の八王子からは朝晩、散歩のたびに青空にそびえる富士山の美しい姿に見とれたものだった。

向かったのはツーリングライダーに人気の長狭街道方面。富士の位置する東方面に視界をさえぎる山がないという条件で地形図を眺め、手ごろと定めたのは“津森山”という里山。奇怪な伝説の残る人骨山のすぐ横にある。人骨山は大いに興味あるので夏前の涼やかな季節に存分に歩き回ってみるつもり。

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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

田舎暮らしの貧格 なるようになるさケセラセラの巻

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近くの里山の森にて:田舎暮らし自由人の貧格度ある小屋

田舎暮らしの貧格・その三


田舎暮らしを始めて次第に貧格(ひんかく)力がアップすると、あらゆる事物を受け入れることができるようになるため、ちょっとやそっとのことには動じなくなる。

たとえば・・・「なるようにならぁね」「えーい、ままよ」なんて、こうした言葉を生み出したのは、日本の近世において最も貧格度が高かったと思われる長屋住まいの江戸っ子たち。

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テーマ:田舎暮らし日記 - ジャンル:ライフ

古新聞で自作した薪(ペーパーログ)で焚き火する時代

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辺りが薄暮に沈み、やがて漆黒の闇が間境もおぼろに、じわじわ・・・とにじり寄ってくる頃になると、ボクはかすかな不安を覚える。黄昏(たそがれ)という刻限がまさにこれだ。向こうから近づいてくる者は確かにわかるのだけれど、それが誰なのか、が近づいてさえ判明せぬ。そこで「誰そ彼(たそ、かれ)」と恐る恐るたずねることになる。

こう声をかけられて返事をせぬのは、妖怪なのだと。そう古来から近来まで人口に膾炙されてきた。妖かしの者、物の怪らが跋扈(ばっこ)する、実に妖気に満ちた刻限が黄昏(たそがれ)。

だからというわけではないが、ボクは薄暮が近づくと、ついつい焚き木の量をチェックするクセがついてしまった。廃棄ホイールを利用した自作の焚き火台を使用したり、ネイチャーストーブとかプチかまど、とか。砂利地や砂地であれば直火で焚き火をする。

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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

ネイチャーサウンド LPレコードはご馳走だ

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子供時代にレコードを聴いて育ったボクは、初めてCDというものに接して、その粒立ちの良い音に感激したのを今でも覚えている。

当時、ボクはTEACというメーカーのコピー制作を担当していて、同社が扱っていたイギリスの音響メーカー、TANNOY(タンノイ)のスピーカー広告なども作っていた。ボクの二代前のコピーライターは糸井重里さんで、宣伝部で担当者からその話を聞いた時はものすごいプレッシャーを感じてしまった。

この当時、CDという規格が世の中に登場し、TEAC社からもCDプレーヤーがリリースされた。これの広告制作で初めて新しいデジタルの音に出合ったときの感激が出だしの一文。このときは世の中にCDはまだ少なくて、プレーヤーときたら何十万もするほどの高嶺の花だった。

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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

キャンプに行けぬ日は、テラスでココアを

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自然の中で過ごすのは、なぜあんなにも気持ちがいいのだろう。もしかしたら、キャンプこそリゾートライフの原点なのかもしれない。

僕ら人間という存在は、間違いなく自然の一部だし、当初からの生命の炎は子孫を残すという行為によっていまだに燃えている。これは、植物が種を介して命の炎を燃やし続けるのと同様のこと。

古より秦の始皇帝はじめとする権力者や、あるいは身近なところでユダヤのカバリストらは聖書に隠された永遠の命の秘密を突き止めようと懸命に研究を続けている。タルムードなども結局のところ、数字化できるヘブライ語の特性に振り回されて、様々に解釈をし続けているけれど、究極の目的である永遠の命に到達するには程遠いようだ。

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テーマ:**暮らしを楽しむ** - ジャンル:ライフ

春と冬とが交錯する猪苗代の風景

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Inawashiro lake

記憶のかけら


これは2月下旬の猪苗代湖の風景。

あちこちに出かけはするのだけれど、撮った写真画像は撮り散らかしたまま、ほとんど整理などせず消去したり、CDに焼いたり。今日は日曜締め切りの原稿を先ほどメールで送信したため、ほっと一息。久々の余裕ある時間が持てたため、PC内の画像を捨てていたら、これが出てきた。

福島にスノーハイクしに行った時に、意外にも凍結していない猪苗代湖を前にして、ちょっとシャッターを切った、ただそれだけの写真のはずだった。

風というものは目に見えない。対象物があってはじめて風の存在が知れる。古には吹流しとか旗とか、神が宿るとされたのはこうした所以によるものなのか。ともあれ、このとき横殴りの、立っていられないほどの風が吹き荒れていて、湖もさざ波立っている。これだけ見れば、桜前線も北上し始める今頃の時期の風景に見える。

まあ失敗のような写真だけれど、春に侵蝕される冬があるように思った。イルカじゃないけど、名残(なごり)冬。去り行く冬の香が、実に名残惜しい。考えると、ボクの人生はあれもしたいこれもしたい・・・と心残りで名残惜しむことばかり。

カメラは富士フイルムのシルヴィ。F2.8、24㎜の広角で明るいレンズのフィルムカメラだ。これにポジフィルムのベルビアで撮影してみた。画像加工、補正は無し。


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テーマ:東北旅行 - ジャンル:旅行

キャンプ小唄と“外めし(アウトドア料理)”あれこれ

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昨日のこと。昔、山をやっていたという地元の老人から「キャンプ小唄」という古き良き名曲があることを教えていただいた。

キャンプなどとタイトルされているため興味を覚え、ネットで「キャンプ小唄」を調べてみると・・・あったあった。歌詞は第四番まで存在し、作詩は島田芳文、作曲は古賀政男。そうそうたる顔ぶれではないか。

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テーマ:+お外でごはん+ - ジャンル:グルメ

ジムニー百景:雪山で道を外れて雪と戯れる

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雪とジムニーの記事はおそらく今年はこれで最後。九十九里ではすでに桜は満開で、特に白子町の白子桜の濃いピンクを眺めていると、雪と戯れたことがずいぶん昔のことのように思えてしまう。

しかし山々はいまだ深い雪の中で、じっと初夏の雪解けを待ち望んでいることだろう。だんだんと気温が上昇し山々のあちこちの谷間には目覚めの咆哮である雪崩が響き渡る。

この時期の谷川岳の、たとえば天神尾根の雪庇の真横に身をおくと、ほんとうに絶え間なく遠く近く、まるで波のように響き渡る雪崩の声を聞くことができる。まさに、山々が胎動を開始する春を告げるプレリュード。

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テーマ:スズキジムニー - ジャンル:車・バイク

清流に祝福された夢のトレイルの大好きな山小屋

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夏へと馳せる思い


登山をしていれば、きっと誰にでも心に残る山小屋というものが存在するだろうと思う。ボクの場合どうも信州に集中していて、その理由を尋ねると少年時代の春休み夏休み冬休みを信州の山々を登って過ごしていたからだとわかった。

もちろん今までに北アルプス以外の山域に出かけているけれど、中学高校の少年時代に情熱を傾けた山々というものは、それ以降のものと較べると別格にも思える。そういえばマクドナルドなどが幼少時期の子供らにターゲットを絞るマーケティングをしているけれど、あれは幼少期に味わった味覚は生涯の嗜好をコントロールする、ということかららしい。であれば、幼少期に近い少年時代に経験した物事というものは、その後の趣味志向を左右してしまうのかもしれない。

まあ、そんな話はさておいて。たとえばボクにとってマーラーの交響曲第五番の第四楽章アダージョは涙が出るほど美しい旋律で、もうこれ以上のものは存在しないだろうというほどの存在なのだけれど、その山小屋を脳裏に思い描いた際に、このアダージョが鳴り響くかどうか、というのがボクの目安だ。

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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

小型軽量のドライザック HIDRA-LIGHT

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記事の画像はクリックで拡大

逸品CLUB(SIATTLE SPORTS:HIDRA-LIGHT)=


シアトルスポーツといえば、誰もが認めるドライ系アイテムに強い北米のアウトドアメーカー。ボクはカヌーの際に「アクアノット」というドライバッグ・バックパックを愛用している。他にも、優れたソフトクーラーバッグのフロストバッグはじめキャンプボウルとかキャンプバケツなど、カラフルな製品が数多くラインアップされている。

090314_2.jpgこのシアトルスポーツの数ある防水製品の中で一番のお気に入りがこのハイドラライト(Hidra-Light)。超軽量・コンパクトな完全防水バックパックだ。形態はウエストポーチとバックパックの2種に使い分けできる。ウエストポーチとしてのサイズはやや小さめだけれど、カメラやトランギアメスティン、お財布は苦もなくパッキングできる。

真骨頂はここから。ウエストポーチの蓋部分のファスナーを開けると中に折りたたまれた本体がクルクルと引き出せて、あっという間にバックパックに変身するのだ。素材は防水コーティングされたリップストップの極薄ナイロンで、中が透けて見えてしまうところやシャラシャラとした手触り感はじめ、シルナイロンに非常に似ている。


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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

ClubNature3月号は雪の蓼科特集

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なんとなく、蓼科・八島湿原のクロスカントリースキーの写真を活かしてマガジン風にレイアウトしてみました。以前、同じように雑誌遊びをしたのは「Japanese Style創刊号」。こういった雑誌を作ったら、きっと楽しいでしょうね♪

もちろん自由が第一なので、形態は自分で出すフリーペーパー。あちこちに協賛をいただいて、自由に作りたいですね。

さて、与太話はこれまで・・・記事にはしていませんが、北八ヶ岳や霧ヶ峰・強清水のスノーハイクも楽しみました。この通り、今月は蓼科ばかりだったので、来月は豪雪地帯・上越国境に鬼のように二つの角(つの)を天に突き上げる谷川岳の雪山登山でも、なんて思ってます。

もしも北アであれば・・・今の季節、涸沢カール側からではなく、白出沢側から涸沢岳への登山もなかなか奥深いものがあります。しかし、氷がカッチカチでアイゼンが1センチも打ち込めないためダブルアックス併用を強いられることになることを考えると・・・独りで行くなら、やっぱり谷川岳でしょう(^^

◆関連記事リンク:Club Nature・Japanese Style創刊号

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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

山の怪談 | キスリングを背負ったトンネル内の黄色い人影

トンネル
怪談CLUB 其の十三


昔、キスリングという帆布で作られた黄色っぽい色をしたザックが主流だった頃がある。

現在主流である縦長のアタック型のザックとは対照的に、キスリングはでかい本体の左右にこれまた大きなサイドポケットが張り出すように付いている。ボクはキスリングの歴史など知らないけれど、なぜこれが登山の主流になったのか、今でも不思議でならない。

ボクはすぐにこのキスリングに見切りをつけて16歳のときにカリマーの紫色のアタックザック“ハストンバロット”を手に入れ、これ以後、ほとんどアタックザックばかりを使用している。キスリングは世界共通なのか、はたまた日本独自の進化を遂げたザックのスタイルだったのか・・・

ともあれ、現在は隅に追いやられてしまったキスリングは、かつての黎明期には多くの岳人の背にしっかりと背負われていたのを当時の写真に見ることができる。こんな写真ばかりを見ていると、不思議とキスリングが背負いたくなるのだから、つくずく自分は天邪鬼なんだなと呆れる。

さて、今からおよそ10年すこし前のこと。それ以前に母が「また上高地に行きたいわね」と、独り言のように呟いていたのを何度か聞いていて、なぜかそんなことを仕事の合間にふと思い出してしまった。いつもなら懐かしい情景としてすぐに脳裏から消え去ってしまうのだけれど、そのときばかりはちょっと違った。

なんどもその想い出を振り払おうとするのだけれど、どんどん鮮明に思い出され、ついには脳裏から消えなくなってしまったのだ。これは・・・虫の知らせとでも言えばいいのだろうか。このときのボクは、夏にどうしても母を上高地、どうせなら涸沢岳あたりまで連れていかなければならないような、うまく説明できないけれど、そうしなければならないという使命感のような衝動に突き動かされて、妻と二人で母を伴って上高地入りした。

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テーマ:不思議な体験 - ジャンル:

雪に覆われる八島湿原(八島ヶ池湿原)をファミリーで楽しむ

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霧ヶ峰八島湿原は、今の3月時期だとまだまだ深い雪の中にある。ビーナスラインはちょうど湿原の駐車場と「あざみ館」のあるところで通行止め。ここより先、道路は除雪されぬまま山のような雪に埋もれていた。

3月である今の時期は、まだまだ雪が深く、ここをスノーハイクするにはスノーシューかクロスカントリー(あるいはテレマーク)スキーが必要になる。駐車場から湿原への入口は、道路下をくぐるこのトンネル。ここをくぐると、一面真っ白に輝く眩しいほどの銀世界が待っている。


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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

インナーとアウターを組み合わせた昔ながらの手袋システム

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アウトドアウェアの進化は著しく、かつて着ていたナイロンのダブルヤッケなどもう化石のような存在に成り果ててしまった。ダブルヤッケはテントでいうところの厳冬期登山で使用する外張りのようなもの。濡れにはめっぽう弱いので雪山とはいえ春遅い使用はリスクがあった。

今ではゴアなどの優れた浸湿性素材の数々があるので、テントもウェアもひとつでOK。もちろん手袋も進化していて、防水素材のシェルの中に保温材であるシンサレートが入ったものなど高機能化している。

以前はウールのインナー手袋にナイロンのオーバーミトンをセットして使用。僕もゴアのアルパインジャケット&パンツ、スパッツをチョイスした際に、シンサレートの手袋も揃えたのだけれど、使ってみてはじめてその欠点に気づき、結局手袋だけは昔ながらの薄手ウール+ゴアのオーバー手袋、という組み合わせに戻ってしまった。

090307_2.jpgこの組み合わせは細かな作業を行う際にはアウター手袋だけを外せば、薄手ウールの手袋のままでヒモも結ぶことができるので、ひじょうにありがたい。しかし、何よりも速乾性に優れたシステムである、というのが大きな理由。(画像はゴアのアウター手袋)

シンサレートの手袋の場合、濡れてしまうと全く乾かず、そのまま行動すると凍ってギシギシしてしまう。しかしウール手袋とオーバー手袋の組み合わせの場合、テントでストーブ調理する際に、あっというまに乾燥させることができる。冬のアウトドアでは“乾かしやすさ”が、ボクにとっては大きなポイントです。

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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

アウトドアは人間交差点 記憶に残る不思議な人々

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記憶のかけら


パソコンの画像データを整理しているときのこと。上高地の画像をぱっと目にした瞬間に、そのとき出合った不思議な男性の声を思い出してしまった。さて・・・よくよく思い返せば、30年も登山をしていると記憶の引き出しの奥深くには、実に奇妙で不思議な人たちのファイルがごっそりと貯めこまれている、ということに改めて気づいた。

いままでこのブログで寒冷前線通過時に出会った、お隣のビバークな人など、その何人かを記事にしたけれど、まだまだ山ほどある。以下は、そのごく一部。
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霧ヶ峰のど真ん中 鎌ヶ池キャンプ場跡地でスノーランチ

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積雪で、夏は腰まである柵が足元に・・・(クリックで拡大)


霧ヶ峰というと、どうしても“日本百名山”を著した深田久弥に思いを馳せてしまう。彼は百名山の霧ヶ峰の項目にこんなことを書いていた。

八島の近くに旧御射山(もとみさやま)という丘があって、鎌倉時代にはそこが国家的演場だったという。その丘が見物席で、今でも桟敷のような段々が幾筋もついていた。頼朝がここで狩座(かりくら)を催したことは、信ずべき古い記録に出ているそうである。
 丘の附近の薮の中に小さな祠があった。それが諏訪明神の元だそうで、祠の前の細い流れの底から、大昔の土器のかけらを拾うことができた。霧ヶ峰は歴史的にもそういう古い土地なのである。広大な高原の東を大門街道、西を中仙道が区切っているが、おそらくその両街道の間の間道として、この山地を横切る細道が昔は利用されたのであろう。実際この広い地域には何でもあった。森林が見たければ、蝶々御山と物見山の按部の細道を辿って東側へ下れば、そこは樹木で覆われていた。沢が欲しければ東俣へ入ればいい。そこには清冽な流れが薄暗い谷底を流れていた。有名な諏訪の大祭の御神木は、この東俣御料地から伐り出されたのだそうである・・・云々



090303_2.jpg興味深い記述はまだまだあるけれど、それは次回、雪の八島湿原ハイキングに回すとして・・・今回は、最も美しい場所にかつて存在した懐かしの“鎌ヶ池キャンプ場”を再訪してみた。ここは霧ヶ峰の美しい湿原、八島の真っ只中に存在する類まれなほど貴重な、美しいキャンプ場だったが、残念なことに環境保護という名のもとに2006年に閉鎖になってしまった。白神山地のように、そのうちハイカーも締め出されないとも限らない。
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濃霧に包まれる幻想的な車山 スノートレッキング

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画像はすべてクリックで拡大


先週の金曜日の夜に赤岳鉱泉入りし、昔の山仲間と親交を深めた後、土曜の早朝に霧ヶ峰に向かった。

霧ヶ峰は学生時代から数え切れないほど足を運んだ、さながら第二の故郷のような場所だ。八ヶ岳から霧ヶ峰まではあっという間の距離だった。もしも日中であれば奥蓼科の温泉にでもゆっくりと浸かって過ごしただろう。大門街道で高度をあげると、最初は濃淡を繰り返しながらふわふわ漂っていた濃霧が、とうとう幾重にも重なったレースのカーテンのように、ジムニーをすっぽりと包んでしまった。

濃霧の中に細かく氷結した氷の粒子が舞っている。なんとまあ霧ヶ峰らしい気象なんだろう。これが、もしも夏だったら霧雨交じりの濃霧になる。開田高原にしろ、山形の大野平キャンプ場にしろ、縄文のイメージが色濃い場所は濃霧と無関係ではないように思える。

この濃霧はガスとも呼ばれ「ガスってきた」なんて登山者は言うけれど、ここ霧ヶ峰は地名になるほど、朝に晩に霧が立ち込め、生き物のように音も無く動き続けている。それは幻想的でさえあるのだけれど、昔、ヒュッテのテラスでスッキトルの安物ウィスキーを飲みながら、月光にぼんやり浮かび上がる濃霧を眺めていたら、突如としてその濃霧が生きて動く何者かに変化し、ドキリとして小屋に逃げ帰ったことがあった。じつに不思議で恐ろしかったのを今でも覚えている。
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