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Zetterlund
Author: Zetterlund
クラブネイチャー管理人です。犬を連れ、キャンプを愉しみながら、ハイキングやクライミング、沢登りを楽しんでいます。仕事はコピーライター、プランナー、PR。
都内から房総に移住し、4年後に山恋しくて今は丹沢の山並み見える神奈川にUターン。
山と音楽と本があればシアワセ。

メールは下記まで
info.clubnature#gmail.com
(メールの際は#を@に入れ替え)

【好きな山】
甲斐駒ケ岳、秋田駒ヶ岳、水晶岳、北岳、烏帽子岳(乳頭山)、丹沢山

【好きな曲/アーティスト】
・マーラー/ベートーベン
・チャイコフスキー
・ラフマニノフ
・アンネ ゾフィー・ムター
・松田聖子
・ジョニー ウィンター/プリンス
・ウラディーミル・アシュケナージ
・アンドラーシュ・シフ
・フジコ ヘミング
・バレンボイム


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クラブネイチャーは、山とシンプルキャンプスタイルのためのアウトドアBlog

露天風呂とスノーキャンプが堪能できる八ヶ岳・本沢温泉

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八ヶ岳・本沢温泉の山小屋の愛すべき好々爺
旧ブログ記事リニューアル:下部にスノーシュー向け情報追加


八ヶ岳、硫黄岳の爆裂火口を間近に見上げる場所にその山小屋とキャンプ場はある。

それが本沢温泉。八ヶ岳の鋒ゝを縦走してきた登山者が下山路に選び、疲れた身体を癒しに訪れる場所であり、またここのテント場をベースに横岳、硫黄岳、天狗岳、赤岳などに足を伸ばしもできる。

テント場と書いたけれど、ここのテント場は実に気分がいい。晴れていれば、それこそ針葉樹の梢の間から荒々しい八ヶ岳の山々が望め、冬は冬で、雪煙立ち上る遥かな山並みが視界いっぱいに広がる・・・こんな景観を四六時中眺めることができるうえ、硫黄臭ぷんぷんの真っ白な温泉が楽しめるのだから言うことなし・・・

山小屋と少し隔たった場所に立つ温泉小屋の中は昔と変わらぬ湯船だけのもの。底にはぶあつく湯の花が堆積し、湯に入るともうもうとそれが湯の中いっぱいに舞い上がる。鉄分も豊富と見えて、酸化してもいるようだ。特筆すべきは露天風呂。沢の斜面にこんこんと自然湧出する硫黄泉だ。

僕は八ヶ岳に登るときは、たいていこの本沢温泉に立ち寄ることにしていたが、すでに10年近くも行かずじまいになってしまっている。

この小屋にかつて“もくさん”と一部の登山者たちから呼ばれる小柄な老人がいた。かれと初めて出会ったのは三月の重い雪に覆われた本沢温泉への登山道であった。

登山道の両側に膝丈ほど出ているのは、夏場であれば数メートルもある立派な針葉樹のてっぺん部分。八ヶ岳の豪雪はその木々さえも埋めてしまうほど猛烈なもの。夏道などこの雪の前には跡形も無く消えてしまう。
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テーマ:キャンプ場情報 - ジャンル:趣味・実用

遊牧民・NOMADへの憧れとグローバリズムと

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長い間乗り継いできたSAABGM傘下に入ってからというもの、セグメントのクラスを意識したマーケティングによってどんどんアイデンティティが薄まり、BMWチックでさえある無国籍な車にへと変貌してしまった。かつての強烈な個性とセンスは見事に吹き飛んで、ドイツ車を思わせる、どこかドン臭いオーラを身にまとってしまった。それでも、まだスカンジナビアの心地よいインテリアが残されていたのはわずかな救い。

もちろんSAAB本社のアジア系のチーフデザイナーは北欧らしさとかオリジナリティを主張してはいるけれど非常に趣味の悪い車に変わり果ててしまったとボクは感じた。現行の9-3Aeroは良く走る。ハッキリ言ってBMWなんかよりも数段もコンフォート性では上を行く心地よさがあるのだけれど、どうにも魅力的ではない。SAABは、クラシックサーブと呼ばれる角ばった形状と飛行機を思わせる独特のプロポーションを持つ900で終わった、とボクは思う。

スウェーデン政府はGMからの支援要請をキッパリと拒絶した。これによってGMはSAAB社を手放すことになり、今後はスウェーデンの企業として更生法が適用されて再生される。スェーデンは、ようやくGMの手から自国の宝を取り戻すことに成功した。SAABは再び900までのような、北欧のアイデンティティ溢れる素敵な車を生み出してくれるに違いない。

さて、ジムニーを知った今あらためて周りを見回してみると、この日本という国にはなんて素敵な車が溢れているのだろう、としみじみ思う。最近どうにもメイド・イン・ジャパンに惹かれて仕方ない。
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テーマ:自動車、バイク - ジャンル:車・バイク

冬のアウトドアは、雪のフィールドでのティータイム

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福島県・猪苗代湖の周辺には、冬と雪を楽しめるフィールドの宝庫が山ほどある。

五色沼や桧原湖といった湖沼はとてもメジャーな冬の遊び場だけれど、その周辺の里山や森に目を転じれば・・・もうそこは踏み跡もない真っ白な雪がいっぱいだ。五色沼の駐車場に車を置いて森に入るのもいいけれど、いちばんお手軽なのは休暇村裏磐梯の周辺の森や山。

夏場の遊歩道が冬には格好のスキー散歩(クロスカントリースキー)のコースになるのだ。静かな雪の森の中を滑っていると人の声が聞こえた。ボクらは小高い山から滑り降りる途中で、楽しそうにノルディックスキーに興じるファミリーの姿を発見した。うれしそうにはしゃぐ子供たちの声と時おり笑う母親。その後ろからは末っ子のストックを引く父親がハアハアと姿を見せた。彼らは夏の遊歩道にそってスキーで散歩しているだけなのだけれど、とても楽しそうだ。

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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

裏磐梯イエローフォールのスノーハイク補完記事

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さて、これは前回の記事ではご紹介できなかったイエローフォールの真下からの写真。

これを前回のせたかったのだけれど、デジカメのバッテリーが不能になってしまい、代わりにフィルムカメラを使用したためのタイムラグ。なんだかんだ言って、フィルムはスローの代名詞ではあるけれど・・・面倒だと思ってしまった。

前回の記事の後、知人などからルートを聞かれたため、あわせてその情報も補完。

bandai_map.jpgルートは国土地理院の地形図に、行きは“”で、帰りは“”で線を引いてみた。ただしこれは相当にアバウトなもので、夏山と違って道などないし、その時の積雪状況によってルートを判断する必要があるので、これはあくまでも目安ということで・・・

ここ数日間、スノーハイクあるいはスノートレッキングに最適なルートを仕事の合間に思い耽って楽しんでいた。雪山ほど体力も装備も必要とせずに、登山経験がそれほどなくても子供連れで雪山気分が楽しめる・・・たとえば、このイエローフォールのような場所。で、そんな場所のベスト10なるものを自分なりに作ってみたので、後日記事にしたいと思う。

イエローフォールに行くもっとも最短ルートは裏磐梯スキー場の西側(場内右側)の2つのリフトを乗り継ぎ、リフトTOPから歩き出すルートだろう。リフトを乗り継いでリフトTOPで降りたらスノーシューを装着するなど身支度を整える。
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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

ロウアルパインとノースフェースのありえない組み合わせ

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逸品CLUBLowe Alpineのハードシェル・ジャケット


冬山でのアウターシェルは、昔はこのミリメシの記事の写真のようにナイロンを二重にしたダブルヤッケなるものを着ていた。

そしてゴアテックスによるアウターが登場したため、ボクはノースフェース(NORTH FACE)社のアルパインジャケット&パンツを迷わず投入。ダブルヤッケの場合、通気性があるので冬山では“発汗しない・蒸れない”すぐれたアウターだったけれど、これが春山などで霙(みぞれ)のような水分に遭遇してしまうと、ずぶ濡れとなってしまう。このような、雪山での濡れは死を意味する。

しかし、ゴアの場合、雪だろうが雨だろうが問題ないし、いつも軽く動けるので夢のようだった。で、最初にそろえたのがノースフェースのアルパインジャケットとパンツ。何年か使用しているうちに、最初にパンツがだめになった。

アイゼンの刃をひっかけて破いてしまったり、グリセードならぬシリセード(尻で雪の急斜面を滑り降りること)のし過ぎで劣化させてしまった上、後日、谷川岳マチガ沢のデブリに混じっていた折れた木立で破いてしまい、とうとう修繕不能に。そしてパンツの新調後、次はジャケットの肩部分を滑落停止訓練でピッケルのブレードで切り裂いてしまった(^^;;
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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

ジムニー百景 野道の先で眺めた猪苗代湖と白鳥

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ジムニーと付き合いはじめてから今年の夏で、いよいよ2年を迎えようとしている。

それまで3台を乗り継いできたのはSAABという北欧の車だった。その前はアウディ・クワトロとコルベットロードスター。それぞれ個性のあるいい車だったけれど、大きな不満点がひとつだけあった。

それは狭く細い日本の山道が苦手、ということ。普通であればこんなこと別に気になることなんかない。しかしボクの場合、山道や林道を行くことが多く、腹をこするのはまだいいとしても、地図にない先の見えない細い道でものすごく苦労した。

なんとなくジムニーは気になっていた。だけど“軽自動車”ということで、騒音や乗り心地が悪くて、高速なんか乗れたもんじゃないだろうな・・・と思っていた。反対に、荷物の積載量なんかどうでもよかった。50リットルほどのザックがひとつ載せられれば充分だった。
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テーマ:東北旅行 - ジャンル:旅行

磐梯山・イエローフォール

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昨日の夕方、東北・福島県より帰宅。

冬の東北は厳しいけれど、それを上回る素晴らしさがある。目的は磐梯山の登山と、裏磐梯の隠れスポットである磐梯山の爆裂火口壁に冬の間だけ現れる幻の氷壁イエローフォールそして凍った五色沼のスノートレッキング。磐梯山では持参したデジカメが電源が入らなくなり撮影断念。翌日の奥さんとのスノートレッキングでも案の定、途中でデジカメの電源が落ちてしまい、準備していたフィルムカメラに切り替えて撮影。デジカメの防寒対策不足??ともあれイエローフォールまでの日本離れした景観の何枚かは下のように収めることができた。

残念ながら、デジカメでは撮影できなかったけれど、このルートのあちこちから吹き上がる噴煙はフィルムで撮影。

そういえば・・・今まで冬山にカメラを持ち込んだのは数えるほど。持ち込んだカメラは写ルンですのみ。どんな状況であっても、不具合は無かった。冬山にフィルムカメラは強し、といったところか。ともあれ、ベルビア(リバーサル)で撮影したため、現像あがりが21日。仕上がりを待つこの気分・・・すぐに撮影結果が見られるデジカメばかりだったので、なんだか新鮮だ。
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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

アウトドアでメシを食う 理想の“外めし”考

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アウトドアにぴったりの“外めし”のスタイルを考え、その結論を“丼”として、海岸で駅弁「蝦夷わっぱ丼」を食べてみた。うん、美味い! ほどよく温い飯に海の幸がどんと盛られ、すべて一緒くたに口にかっこめる嬉しさったらない。

で、外メシを丼に帰結させたその経緯。“同じ釜のメシを食う”という言葉があるけれど、めし時間を共有することは命の共有でもある。

食べる」ということは、他の命を自分の中に取り込んで、命の源にするという行為に他ならない。だからこそ神聖なのだ。ここをしっかりと押さえておかないと、食を神聖なものとして捉えにくくなる。自分が生きるためには他の生命を犠牲にすること。同じように植物も生命。だから植物であっても、生命を内包する実は極力食べないようにしようという意識が芽生える。

さて、肉や加工食品が巷に溢れる日本では、食品と生命とが別々のものになってしまっている。しかし肉やソーセージはじめ動物性の食品の大本は、生きていた動物を殺さねばならない。他生の死をもって己の生とする、ということは、実はごくあたりまえのこと。以前の記事「ボルネオ島アドベンチャー・カヌーキャンプツアー 添乗員体験記」では、ボクら客人をもてなすために、ダヤク族の人々は普段ではめったに口に出来ない動物を目の前で殺し、ボクらをもてなしてくれた。
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テーマ:+お外でごはん+ - ジャンル:グルメ

嵯峨山の水仙ピーク(水仙咲き乱れる魅惑の里山)

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ずいぶんと遅くなってしまいましたが、“水仙の花に囲まれたアウトドア・カフェ”の続編記事です。

房総に移住する前は、ちょっと時間ができればすぐに裏高尾に向かったもの。自宅からツリーハウスのある裏高尾まで車で10分少々。もうすこし時間をかけて30分コースであれば陣馬山とか道志エリアの丹沢の山々がものすごく手軽だった。

今の時期であれば、雪の残る裏高尾から城山の小道がとても気持ちがいい。清流脇をすこしずつ高度をあげるその小道には、夏場の雨後であれば沢蟹がいたるところに歩き回っている。これを天ぷらにするために捕獲する人もいるけれど、ボクはどうにも食べる気にはなれない。

そうした楽しい日々が忘れられず、まさに裏庭だった高尾に代わる場所をあちこちに捜し求める日々が続いている。そうして、このとき目星を付けたのが嵯峨山だった。嵯峨山一帯は、江戸時代の文献に“山越えに水仙の咲き乱れる峠あり・・・云々”と記されているようで、近年に入り「水仙でいっぱいのピークがある」との噂も山好きの間に広がった。
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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

天然硫黄泉がかけ流される千葉の秘湯 白岩温泉

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千葉県の山深い奥房総には、住所がふたつ存在する温泉がある。

野田知佑氏が愛犬ガクと過ごした亀山湖のさらに奥地の奥房総にひっそりと建つ温泉宿・白岩温泉がそれだ。地元では“国境の宿(くにざかいのやど)”とも呼ばれていて、旧君津郡と旧安房郡との郡境にまたがって建っている。

地形図を眺めていると、白岩温泉のすぐ近くには“湯滝”という地名があるのに気づく。調べてみると、谷間に入り組んで流れる小櫃川の川底の岩の割れ目から天然硫黄泉が湧き出していて、そのために湯滝と呼ばれているのだとか。この硫黄泉はそのまま飲むこともできると聞いた。

昔はこの湯滝周囲は県下有数の木炭生産地で、焼きあがった木炭を背負子で担いだり牛に背負わせ、小櫃川を道路代わりに使用して集荷場まで往来したという。川底を眺めてみると、凹凸のほとんどないまっ平らなナメの川底を透明な水が音も無く滑るように流れている。

陸地はどこもかしこも藪が生い茂るため、昔の山の往来は沢が道として使用されていた、ということの名残でもある。丹沢はもちろんのこと、秩父でも登山道は沢にとられていた。だからどんな枝沢・支流であってもたいていは名がつけられている。沢は天然の登山路だ。そういえば北アルプスでも、かつての山人らは黒部を源流部まで詰めあがるルートを経路としていた。
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テーマ: - ジャンル:旅行

森の王国・房総半島で秘密基地を夢見る

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上はアフリカの森に手作りされた小屋。よく見ると丸太を基礎代わりに地面に突き立て、その上に横木を渡して建てられている。とてもシンプルで、だからこそ気持ちよさそうな小屋だ。こんなのを見ていると、のびのびと間仕切りのされていない、窓からの空気がさぁ~っと住まい全体に流れる居心地の良さが想像できる。もちろん網戸なんかない。

網戸がこれほど普及しているのは昭和30~40年代以降の日本の特徴なのかもしれないけれど、あれは見た目に、どうもまるきり美しくないので困る。間口の大きな、こんなシンプルで簡素な小屋を房総の森の中に手作りするのが夢だ。最終的に腰を落ち着けることになるのは、また別の地域の森かもしれないけれど、当面は房総だと思っている。

房総といえば、誰しもが森よりも海を思い浮かべるかもしれない。

しかし、外周より内陸に目を転じれば、そこには十重二十重に里山が連なり、その起伏を高温多湿、多雨の気候に育まれた、実に多種の樹木が豊かに覆いつくしている。東北地方の寒冷帯の森とは異なる、房総特有の樹相をしている。

山といってもせいぜい300数十メートル。分類上では丘とされるような山だからこそ、森が際立ってくる。その多くがまだまだ手付かずで、バックパッキングにうってつけのトレイルも数え切れないほどだ。しかし、千葉の山でも遭難は起こっている。それだけ自然が豊かな証拠なのだろう。
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テーマ:楽しく生きる - ジャンル:ライフ

夢と消えてしまったSoulBar George’s(ジョージズ)

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記憶のかけら


古書店で偶然手にしたEsquireで北穂小屋との会合を果たし、その後パラパラとページを繰って裏表紙を閉じた。そのとき「あれ・・・」と思った。自分でも、いったい何に対して、そんな気持ちが弾け出たのかもわからず、急き立てられるようにもういちど、ページを繰った。

何か、とても大切なものがこの中に隠れているような、見逃してはならないと自分の中の何かがそう言っているような、ほんとうに不思議な気持ちだった。ボクは、二度三度と何かを探してページをパラパラと爪弾き続け、そして、ついに見つけた。

それは、永遠のエキゾチックなオーラをまとって、じっとこちらを見つめるひとりの女性だった。最初の数分間、この黒ヒョウのような女性がいったい誰なのかはっきりしなかった。しかし、彼女がとても大切な人だということだけは直感できた。

そしてコラムに目を走らせ何行が読むうちにはっきりとわかった。ジョージズの信子ママだ!と、全てが繋がった。ジョージズとは乃木坂寄りの旧防衛庁の敷地にぴたりと寄り添うようにしてあった、席数が10ほどの小さなカウンターバー。

広告業界に足を踏み入れたばかりの22歳のボクをここに連れてきてくれたのは、ブラックミュージックに傾倒していたアートディレクターのAさん。彼は、かつては米兵で溢れ返っていたんだと、定席であった入口隅のカウンターでビールの小瓶をラッパ飲みしながら教えてくれた。オーダーはキャッシュ。カウンターに貨幣を置いてからビールをオーダーする。出てくるのはビール瓶だけ。コップなど無い。それをラッパ飲みしながら、ジュークボックスから流れるソウルミュージックに身を委ねる。

こいつ新人、よろしく・・・Aさんはカウンターの中の鋭い目つきのエキゾチックな女性にそう声をかけた。その声に「うん、よろしくね」と手を差し出してくれたのが、信子ママだった。100円玉を6つだったか・・・それをカウンターにボクが恐る恐るビールをオーダーした。カウンターに置かれたビール瓶の横には100円玉がひとつ添えてあった。
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テーマ:日々出来事 - ジャンル:ライフ

美しき日本の山々へ Esquireとの偶然の出会い

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記憶のかけら


ぶらりと入った古書店の店頭には数々の雑誌が山積みされていた。その中に「山と渓谷」とか「岳人」とか山岳雑誌のバックナンバーが無造作に積まれ、それを丹念に眺めていると・・・なんと下のほうから「岩と雪」なんていう、今は無き、かつて愛読していた雑誌まで発見できた。

さて帰ろうか、と思いかけたとき。チラと視線の隅に見えたのが見慣れた風景と、そこにでかでかと印刷された“山々へ”という文字。ボクは考える間もなく、思わず体が反応してしまい、気づけば雑誌を手にしてした。雑誌はEsquire(エスクァイア)。2008年12月号で「美しき日本の山々へ」という特集号だった。

090203_2.jpg表紙を飾っているのはタレントの加瀬亮さん。北穂へのルートで撮影されたと思われる、気持ちよさそうなスナップだった。
ページをパラパラとめくると、一枚の写真に目は釘付けになった。それは、今まで何度かお世話になったことのある、見慣れた北穂小屋のサロン。それも、ボクの大好きな席でくつろぐ加瀬さんの姿だった。使い込まれテロテロと黒光りする調度品は貫禄だ。

090203_3.jpg読み進むと、加瀬さんは北穂に登頂することになるのだが、そのときガイドした人物のスナップも小さく掲載されていた。
それは、たしかに涸沢小屋のTさん。このClubNatureからもお気に入りリンクしている「涸沢小屋小屋番の一休み」というブログの主だった。千葉の田舎町で起こった偶然の出会い。

しかし、本当に偶然ともいえる運命の出会いは雑誌の後半にあった。それは、悩み多き20代の頃の心のよりどころでもあり、いつしか遠ざかって以来、心の片隅でずーっと気になっていた懐かしい恩人ともいえる女性の消息だった・・・

◆つづきリンク:夢と消えてしまったSoulBar George’s(ジョージ)

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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

水仙の花に囲まれたアウトドア・カフェ

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ここのところ、ずっと連休がとれない。おまけに今週来週は、OFF日がまったくなし。それがわかっていたため、昨日(2月1日)は、ぽかりと空いた午後の時間を利用して、春を満喫できる場所に行った。

山国日本にあって千葉県は山らしい山がない・・・と思われている。それは標高だけで山を見ようとするからで、房総に移住するまでのボクもそうだった。「千葉に山なんてあるの?」というスタンス。知っていたのは、千葉県出身の椎名誠氏や沢野ひとし画伯が少年時代にロッククライミングの真似事で出かけ、沢野ひとし画伯が見事に落ちたという鋸山だけ。

千葉の山は現地を見ず標高だけで分類しようとすれば丘陵にされてしまう。しかし、いちど現地入りその目で実際を見てみれば、これは山以外の何ものでもない。里山を凌駕するような険しい地形を持つ山さえ多いのだから驚いてしまう。

そんな数多い里山の中から嵯峨(さが)山を選び向かった。標高はおよそ315mで、水仙の咲き乱れる中を登山する。あたり一面、芳香な水仙の香りが濃密にたちこめ、水仙の見えない竹やぶをあるいていても、その芳しい香りが風に乗って流れ来て、むんむんとむせ返るほどに辺りに満ち溢れている。まるで上質な香水の中を彷徨っているような錯覚を覚えるほど。
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テーマ:登山 - ジャンル:趣味・実用

REIでMSR FLINGがなんと$124.93!!

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いつもお世話になっているアウトドアショップはCAMPSAVERREI.COM。数年前までは、ほとんどCAMPSAVERオンリーだったのですが、ここ最近ではREIばかり。

しかしREIは簡単でいいのですが、商品によっては日本向けに発送してくれないので、それが難点といえば難点。PETZLは輸入商社との兼ね合いから、注文却下されてしまいました(^^;;

たった今見つけたのが、MSR FLINGの特売品。なんと半額の124.93ドル・・・ということは11,250円です。日本での5万円近い実勢販売価格が完全ボッタクリにすら思えてきますね。送料なんてそんなに高いものではないし、アウトバックオーブンをついでに手に入れちゃおう!なんて奮い立ったのもつかの間・・・REIは置いていませんでした、トホホ

MSR FLINGはMSRのシングルウォール、自立型テント。1.8キロを軽量ととるか重いと感じるかは意見の分かれるところ。フロアスペースも広々で、通気性が抜群だから3シーズンテントとして重宝するし、冬はシェルター代わりと割り切ればものすごく快適。

それに・・・内部からの眺めがめちゃくちゃ最高です。これが約125ドルで手に入るなんて、嘘のようですね。もしも現在MSR FLINGの購入を考えているのであれば、これは迷わずGOです。ただしREIですから、日本に発送可能かどうかは、手続きしてみないとわかりません。あるいは手続き前にメールで問い合わせ、でしょうか。

しかし・・・安いですね~~~。これを手に入れてヤフオクで売ってお小遣い稼ぎしちゃおう、なんて人もいるかもしれないですね。

【MSR FLINGスペック】
・総重量:約1.8kg(最小重量:約1.5kg)
・収納サイズ:50cm×15cm
・床面積: 2.9㎡
・収容人数 :2人
・シーズン : 3シーズン
・素 材 : 本体 / 30Dリップストップ ナイロン、20Dナイロンメッシュ
フロア/70Dナイロン タフタ
・ポール : DAC SL アルミニウム× 3本


REI.COM:MSR FLINGはこちら

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ずいぶん昔、同じようなコンセプトの「メタクッカー」というものがありましたが、それと同様のもの。四角いエスビットポケットストーブより若干便利に楽しく使えます。これとは別に携帯の風防を持参すると効率よく湯沸しできると思います。とにかくハイキングやソロ山行をより楽しくしてくれる道具です。


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ファイントラック(finetrack) フラッドラッシュスキンメッシュT MEN'S FUM0402

昨年この存在を知って愛用。素肌感覚のベースレイヤーで、汗を放出し濡れ戻りなし、という画期的ウェア。これの上にインナー、あるいはアウターとしてのミッドレイヤーを着ます。冬の登山で濡れによる冷えを防止できるほか、夏場でも多発する低体温症などのリスクを軽減し、非常に快適な登山や沢登りを実現。このドライな快適さは一度体験したら手放せなくなるはず。おすすめ!
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